世界での活動 World Activities

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ミクロネシア連邦

島嶼国の明確な定義はありませんが、便宜上日本のような島国とは区別するため、国連では一例として、人口が少ない (15万人以下) ,国土が狭い (4000km2以下) ,大陸から離れている (1000km以上) 、一人あたりの国民所得が低い、などの条件を併せ持つ多くの島から成る国を指すとしています。

1991年のWHOによる数値目標設定(患者数<1/10,000人)により、世界のハンセン病対策は大きな進展を見せました。WHOは機関誌Weekly Epidemiological Record(WER)により、各国の数値目標の達成状況を報告してきました。しかし、島嶼国のように人口が極めて少ない国では1人の患者でも目標値に大きく影響するため、その他の国々と比較することには無理があり、達成状況の報告は人口100万人以上の国に限られていました。2019年始めの現在、人口100万人以上の国々のほぼ全てで目標が達成され世界の患者総数も大きく減少してきた中、依然として多くの新患者が発見される島嶼国への関心が高まっています。

島嶼国では共通して、基本的保健サービスが不十分、サービスへのアクセスが困難、人材や予算の不足など、ハンセン病対策を困難にする環境にあります。一方、太平洋島嶼国では、新患者とそこに占める15歳未満の割合が高く、感染の広がりがうかがわれる一方、重篤な障がいはほとんどなく、偏見・差別も他の国々と比べて少なく、そのためかハンセン病の認知度が低いと言われています。

ミクロネシア連邦での活動

ミクロネシアは広大な海に散らばる607の島から成る国です。このうち人が住む島は65だけですが、ここに106,000(2017年末)の人々が住んでいます。笹川保健財団は、1988年から20件以上のプロジェクトを通じ、同国のハンセン病対策を支援しています。

ハンセン病対策活動

2000年末の制圧目標達成をめざしていたミクロネシア政府は、人口が少ないということを利点とし、WHO(世界保健機関)、笹川保健財団との三者によるジョイントプロジェクトとして、1996年3月から1998年5月の間に、全国民を対象とした予防内服プロジェクトを実施しました。この間、健康検査を1年の間隔を置き2回実施し、ハンセン病と診断され人にはMDT治療を開始し、その他の人には3種類の薬剤からなる予防内服薬を投与しました。1回目の検査では322人(人口10,000人当たり42人)の新患者が発見され、内116人(36%)が15歳未満でした。2回目の検査では、新規患者は80人(人口10,000人当たり10人)と減少したものの、内31人(39%)が15歳未満であり、子供の患者の割合が意味する感染の広がりに変化はありませんでした。

ミクロネシアで2017年1年間に新規に診断されたハンセン病患者は141人(人口10,000人当たり13人)、内53人(38%)が15歳未満です。この事は、過去20年間、同国のハンセン病状況に全く変化が無い事を意味します。笹川保健財団では、2019年4月に、WHOハンセン病制圧大使のミクロネシア連邦及びマーシャル諸島共和国の訪問を計画しています。ハンセン病の現状把握、政府要人への直接の働きかけによりハンセン病対策への新たなコミットメントを得る事と、社会啓発を主目的としています。

ハンセン病状況
活動開始年
1988年
登録患者数 (2018年度末)
121人
新規診断患者数(2018年1年間)
127人

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