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ネパール

当財団は、設立当初の1975年よりネパールのハンセン病問題に全面的に取り組んできました。最初の20年はネパール保健省への薬品機材供与が中心で、その後続けて10年間保健省に専門家派遣や人材育成に係る支援を行いました。保健スタッフのトレーニングをはじめ、薬品・機材、制圧活動を進めるために必要な車両やモーターバイクの供与、啓発・教育教材、ネパール語の「ハンセン病アトラス」制作・配布なども最初の30年間で行いました。

ネパールでは1950年代より欧米を中心とするNGOがハンセン病の診療活動を行っており、それらのハンセン病基幹病院建設支援や薬品の供与も1990年代は行いました。加えてネパールでは社会におけるハンセン病に対する偏見・差別は根強く、患者や回復者およびその家族はいまだ経済的・社会的な困難に直面していることから、当財団は、1990年代後半から現在まで、現地のNGOを通して、啓発活動や回復者の自立支援、回復者の子弟への教育支援、現地の回復者団体の基盤強化や彼らが行う女性エンパワーメントワークショップの開催などへも協力も併せて行い、ハンセン病への不当な偏見・差別を払拭し、回復者とその家族が社会の一員として自信を持って生きていけるよう取り組んでいます。

近年では、2015 年4月のネパール大震災後、当財団は緊急支援として震源地近辺5郡に住むハンセン病患者・回復者とその家族100世帯に対して、各世帯約16,000 円の支援金を現地のNGOを通じて供与し、その1年後にフォローアップ調査を実施しました。支援金は仮設小屋の建築に充て、残ったお金を食料や洋服やトイレ設置に使用し、確実に役立ったことが確認されました。

また、2016年度後半から2017年度にかけて当財団は、ネパールの保健省のハンセン病対策室ならびにWHOネパール事務所と共同でハンセン病制圧ミニキャンペーンをインドとの国境近い南部の各郡において実施し、数多くの新規患者を早期発見するのみならず、ボランティアを通じて多くの人々にハンセン病に関する知識を広め、大きな成果を得ることができました。

加えて、2017年後半からネパール国内のハンセン病基幹病院の1つであるNLTラルガーハンセン病病院&サービスセンターからの要請により、当財団はハンセン病蔓延地の中でも特に栄養状態が低く、Dalits(ダリッツ)と呼ばれるカースト制度の最下層民が総人口の90%を占めるマホトリ郡のRajkhor(ラジコール)村とサラヒ郡のKhoriya(コリヤ)村においてハンセン病の発症と拡がりを抑えるために栄養教育プログラムを1年間実施する支援も行いました。

ハンセン病状況
活動開始年
1975年
登録患者数 (2018年度末)
2,882人
新規診断患者数(2018年1年間)
3,249人
制圧達成年
2009年
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