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Chair's Blog 会長ブログ ネコの目

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2020TOKYO オリンピック

少し涼しくなった週末の夜なのに寝不足だった方も多いかと思います。前夜の素晴らしい、物語性があり迫力満点の映像と、それぞれに特徴があり若さと夢と希望を感じるスピーチとさらに実践力を訴える約束、なるほどとうなずきながら拝見した後、横になりました。気になっていたのか、8日は5時前に目覚めました。年の所為でもありますが、折角、目が覚めたのなら・・と自分に言い訳してTVを見ました。感情をおし殺した様な話し方のロゲ会長が5時20分(日本時間)、「TOKYO 2020」を発表しました。
他の様子は、とCNNにあわせましたら、ちょうど、短い速報が始まっていました。が、次のニュースはシリア、気が重くなります。以後、下カラムにTokyo win・・が出ました(Facebookに入れました )。
号外がでるでしょうが、内外デジタルニュースがいち早く出回りました。アメリカの代表的メディアであるニューヨーク・タイムズ(NYT)もワシントン・ポスト(WP)もフクシマに言及しています。NYTの最初の文章は「イスタンブール、マドリードを退けたこの国は、なお、融解した原発事故から復興中(Tokyo was selected on Saturday to host the 2020 Olympic Summer Games, beating out Istanbul and Madrid in a major victory for a country still recovering from a nuclear plant meltdown)、WPは、はじめ、この都市(東京)は、フクシマの核(原発)危機を無視して・・・(The city defies concerns about the Fukushima nuclear crisis as it beats out Istanbul in the final round of secret IOC voting.)と出ましたが、
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間もなく、1964年にもオリンピックを開催した日本の首都は、2011地震と津波で国を震撼させ、東京から150マイルの地にある発電所を危険にさらした(The Japanese capital, which hosted the Olympics in 1964, overcame concerns regarding nuclear fallout from the 2011 earthquake and subsequent tsunami that rocked Japan and compromised a power plant just 150 miles from Tokyo.)と、ちょっと書き方が変化しています。
中東のメディア、アル・ジャジーラも、割合派手に取り上げていましたが、TOKYOと並んで、シリアやエジプトが報じられていました。
ここしばらく、明るい話題の少なかった日本に、前向き意欲がわくオリンピックのニュースです。素直に喜びたいと思うと同時に、7年後の遠い国でのオリンピックより、今も迫りくる襲撃、攻撃、紛争状態で明日の治安、今夜のご飯が心配な人々が多い国や地域があること、そして国内でも、東北、特に福島復興の果てしない過程も肝に銘じておかねば、と思いました。