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看護リーダーを養成する

奨学金事業

Sasakawa 看護フェロー海外留学奨学金

これからの保健分野を支える新たな看護職リーダーとして、グローバルな視点とリーダーシップを持った看護職を支援するため、2021年に設立された海外留学奨学金制度、Sasakawa看護フェロープログラム。

アメリカ・カナダの、公衆衛生学、疫学、保健政策、人口動態、生命科学・医療、看護学などの分野でトップ10に入る大学における、修士・博士課程への進学者を対象とします。

Sasakawa看護フェローとして大学院に進学するフェローには、年間最大10万米ドルの授業料、寮費等に加え、生活費月額1000米ドルが修士2年間、博士3年間を上限とし給付されますが、進学前に6カ月~3年間の研修プログラムに参加すること、学位取得後に我が国の保健分野に貢献することが求められます。

フェロープログラムについて

書類と面接による選考を通じてSasakawa 看護フェローを認定します。フェローと認定されれば、6ヶ月~3年間笹川保健財団が行うイベント等へ月に数回程度参加し、留学の準備を行います。希望する大学への接触や応募は各自行います。対象となる大学院課程への進学が許可されたフェローには、奨学金の給付が認められ、渡航費と修士2年間、博士3年間の授業料、寮費、保険料などを含む奨学金と月額1000米ドルの生活費が給付されます。学位取得後は、我が国の保健分野に貢献することが期待されます。

Sasakawa Nursing Fellow

本プログラムのねらい

今日、医療従事者の過半数を占める看護職には、診療の補助といった従来の役割を超える役割が求められています。本プログラムは、広い視野を持って世界の姿を明晰に捉え、地域の身体的・社会的健康を看ることができる看護のグローバルリーダー養成を目指します。科学的に思考し、課題解決を図ることができる看護職リーダー育成のため、アメリカおよびカナダの最高レベルの大学院において、世界規模のダイナミズムを体感し多様なバックグラウンドを持つ仲間と切磋琢磨する機会を提供します。

奨学金対象校例

※上記以外の専攻分野でも本奨学金制度の目的に合致する場合には対象とする可能性がある。大学への入学申請をする前に本財団に相談すること。
※世界大学ランキングはQS World University Rankings, SHANGHAI RANKING等の最新データに拠る。

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よくあるご質問

要件・選考審査について

病院勤務経験は必要ですか?

必ずしも病院勤務の経験が必要ではありませんが、留学までに最低2年以上の看護実働経験を持っていることを強く推奨します。

年齢制限はありますか?

年齢制限はありませんが、修士・博士号取得後、実務、研究、教育その他の関連分野でリーダーとして活躍できる年齢であることを重視します。

Sasakawa 看護フェローになるにあたり、所属病院・団体からの承認や推薦が必要ですか?

フェロー申請には不要です。大学院出願時に必要となる推薦は各自ご手配ください。

日本の大学院を修了した場合でも応募が可能でしょうか?

可能です。

フェローは毎年募集しますか?

はい、当面、年に3回程度募集致します。
募集時期は随時HP、メルマガよりご案内しますので、メルマガにご登録の上、定期的にご確認ください。

現在、海外に長期滞在中ですが、申請は可能でしょうか?

可能です。

海外の看護師免許でも申請はできますか?

海外の看護師免許のみでの申請は不可です。国籍は問いませんが、日本の看護師免許を保持していることが条件となります。

すでに留学が決まっていますが、この場合も応募条件に該当しますか?

アメリカ・カナダのTOP10大学院への留学が決まってからフェローに応募いただくことは可能です。ただし、奨学金の支給はフェロー認定後6カ月の研修を受けてからになります。

イギリス・オーストラリア等、カナダ・アメリカ以外の留学は対象外ですか?

今のところ、対象外です。

海外の大学を卒業していますが、IELTSやTOEFLの点数の提出は必要ですか?

必要です。

フェローの合格率を教えてください

公開しておりません。

フェロー活動について

看護師として勤務しながらフェローになることは可能ですか?具体的なフェロー活動を教えてください。

月に1回以上の講義、意見交換会への出席や、論文・記事・書籍等を読んでの感想の提出などを求めます。講義は対面・オンラインのハイブリッドで実施し、勤務の都合で参加できない場合はオンデマンドで視聴も可能としますので、看護師として勤務しながらのフェロー活動参加を推奨します。また、年に数回、財団役職員との面談を実施し、進路確認を行います。

留学中にフェローとして行うことはありますか?

年に2回程度、財団への報告を行うほか、本プログラムの広報にご協力をお願いします。

要件・選考審査について

「修士2年間、博士3年間給付」との事ですが、最大合計5年間ということでしょうか?

修士課程修了後に博士課程に継続進学する場合は、再度審査委員との面談・面接をし、認められた方に限り延長は可能ですが、5年間の支援を確約は出来ません。留学人数が多い場合は、初めて留学する方が優先される場合があります。

配偶者同伴で渡米する場合、生活費の支給は留学している学生本人だけですか?

学生本人のみが対象となります。

コロナ以降オンラインで開講している大学院も増えていますが、その場合も支援対象になりますか?

本プログラムは、フェローが海外で多様性を学ぶことを重視しているため、オンラインのみのコースは支援対象外とします。

支援を受けるには、必ず看護学部でなくてはいけませんか?

看護学部である必要はありません。本プログラムでは、むしろ看護学部以外の分野を学ぶことを推奨します。