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チェルノブイリ国際共同研究

チェルノブイリ国際共同研究では、チェルノブイリ原子力発電所事故関連の甲状腺腫瘍患者の組織標本を収集し、その標本を世界中の研究者に提供することを目的として設立された、チェルノブイリ甲状腺組織バンク(Chernobyl Tissue Bank)の運営支援を行っていました。

チェルノブイリ甲状腺組織バンクは、1998年10月、欧州委員会(EC)や世界保健機関(WHO)などの国際組織や米国国立がん研究所(NCI)、当事国のロシア、ウクライナ、ベラルーシ3国の政府と協力し、英国のインペリアル・カレッジ・ロンドンを拠点に、運営開始しました。甲状腺組織の生体試料を収集、記録、保管し、善意の研究者に提供するために設立された組織バンクは、2011年の福島第一原発事故の発生以後、放射能が及ぼす健康被害への関心の高まりから、その存在価値が再認識されています。

病理部会の様子