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国際保健協力フィールドワークフェローシップ

当財団では、世界のさまざまな保健医療問題に取り組む人材育成プログラムの一環として1995年から2008年まで15回にわたり、国際保健協力フィールドワークフェローシップを実施しました。

本プログラムでは、将来の国際保健医療分野での担い手として期待される医学生等を対象とし、2日間の国内研修とフィリピンでの海外研修からなる約10日間の研修プログラムを通じて、参加学生が現地のフィールドやハンセン病関連施設を訪れ、医療活動や関連する保健プログラムの実際に触れるとともに、WHO西太平洋地域事務局(WPRO)、JICA事務所、フィリピン大学医学部やNGO等を訪問し、直面している開発途上国の保健医療の諸問題とその実態について直接学ぶ機会を提供しました。

2008年のフェローシップで本プログラムを一区切りすることとなりましたが、これまでに国内・海外研修を合わせて500名近くの医学生等が全国から参加しました。参加者の多くが、卒業後、臨床の現場やWHO(世界保健機関)や厚生労働省といった国際保健医療や医療行政の分野で活躍しています。

イロコス・ノルテの保健所にて
マニラのNGO活動訪問