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ホスピス緩和ケア 研究助成

2010年に合併した笹川医学医療研究財団では、1996年に日本財団の呼びかけで発足した「ホスピス研究会」の提言に基づき、様々な事業を行ってきました。1998年にはホスピス緩和ケアに関する研究助成事業を開始、2010年の笹川記念保健協力財団との合併以降も、ホスピス緩和ケア研究助成として、様々な応募の中から、特に先駆的・独創的な研究を採択してきました。

現在は、時代のニーズを反映しホスピス緩和ケアの向上を目指す研究から、地域の保健医療サービス共有体制の向上と拡充を目指す研究と、医療・保健・看護施設や在宅看護の試行的活動などにおける実践調査に対する助成にシフトしています。また、研究者同士の情報交換、また交流を深める場として研究助成や地域啓発活動助成の助成発表会を設けています。

財団支援によりまとめられた論文は、これまで何件も国内外の専門誌に掲載されています。これらは研究者の業績として評価されることはもちろん、新たな学術的知識として社会的意義を持ち、医療の現場で活用されることが期待されます。