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日中笹川医学奨学金

日中笹川医学奨学金は、中国の医学・医療分野の指導者となりうる人材を育成すること、及び日中両国の医学・医療分野における協力関係を一層促進するため、中国の研究者を日本に招聘する奨学金制度で、1986年に創設しました。

笹川記念保健協力財団会長 笹川良一、日中医学協会理事長 石館守三、中国衛生部副部長 陳敏章の三者の強い思いが結実したもので、共同事業として開始しました。

日本財団の助成を受け、中国衛生部/国際交流センターと日中医学協会と協力しながら、1987年の第1期生から2012年の第31期生まで、延べ2,000名近くの研究者を中国から日本に招請しました。2013年以降は公益財団法人日中医学協会が引き続き事業を継続しています。1991年には研究者の同窓会組織「笹川医学奨学金進修生同学会」が発足し、研究者達は中国に帰国した後も同窓会を通じてつながりを維持しています。また、同窓会は中国に6支部、日本、北米に各1支部を設け、日本で学び得た知識や技術を中国国内に還元する活動を積極的に行っています。

1986年8月、合意書に署名した笹川良一氏(中央)、石館守三博士(左)、陳敏章氏