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新型コロナウイルスの新しい病態

コロナパンデミックは、まだまだ先の長い闘いになりそうな気がします。目には見えない超極少の微生物とも云えない構造のウイルスに世界中が振り廻されています。そして、その第一線で人々の健康を護っている保健医療専門家の

以前にも取り上げましたが、ProMEDという、世界の感染症情報を発信しているメールジャーナルがあります。2021年9月24日 COVID-19に関する情報の326号ですが、WHOが発表したこの感染症の新しい症状の解説が出ています。

まず、コロナウイルスの多様な変異株が次々と現れ、パンデミックの流れが変わったと何度も言われてきました。その中でも、デルタ型変異株は、感染力が高く、瞬く間に世界中に広がりつつあります。そして、各国・・・特に先進工業国でのワクチン接種がかなり進展したにも関わらず、デルタ型に対するワクチン効果はいささか低いという情報も広がっています。そのため、3回目のワクチン接種、すなわちブースター・ショットの必要性も議論されてはいますが、2回でも、重症化しないとの効果はあります。そんな中で、新しい症状が判ってきました。

世界保健機関(WHO)によりますと、新型コロナ感染症(COVID-19)の最も一般的な症状は、

1. 新たに発生した咳、そして持続する咳
2. 発熱
3. 嗅覚や味覚の低下
4. 倦怠感    でした。

イギリスでの、ウイルス陽性と判定された何百万人もの症状をモニターしているZoe COVID症状研究によりますと、完全に2回のワクチン接種をした人の症状のトップ5は、

1. 頭痛
2. 鼻水
3. くしゃみ
4. 喉の痛み
5. 嗅覚や味覚の低下  であり、

ワクチン接種をしていない人の場合は、

1. 頭痛
2. 喉の痛み
3. 鼻水
4. 発熱
5. 咳の持続  だそうです。

COVID感染の可能性のある人や、その人との接触者の検査や隔離を継続して行い、感染の拡大を防ぐことがとても重要です。そのためにも、COVIDが呈するさまざまな症状をきちんと認識することが大事です。

より多くの人が、いつ検査を受けるべきかを知ることができるようにすることも重要です。今、全世界のデータがこれほど入手しやすくなり、それに基づいて行動することがこれほど急務になったことはありません。このことを各国が認識し、検査基準を広げることが重要です。