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忽那賢志先生特別公開講座 新型コロナウイルスを正しく理解しよう。

10月!

月が変わり季節が変わり・・・といっても、真夏のような暑さですが、新型コロナ検査陽性者数が激減し、緊急事態宣言が解除され、ちょっとホッとしています。とは申せ、私自身は、積極的に診療にかかわっているわけではなく、単にヤキモキしているだけですが。それにしても、日本人は立派!電車やバスの乗客も道行く人々も、いまだにしっかり、マスクをなさっています。

が、3波、4波、5波の消長をみますと、来るべき6波は、更に激しい嵐となることも想定しておくべきでしょう。改めて、この新しい微生物が人間世界に現れてからの1年9ヵ月余を思いますと、今、この間隙にこそ、つまり、まだ、生々しい記憶があるこの時期に、しっかりと新型コロナの本体と、それが起こす病気、感染の経路、対策を学習し直すべきではないかと思います。

当初、マスクや使い捨ての医療用だけにとどまらず手袋やゴーグル、顔面を保護するシールドなどなど、資材の不足も問題とされました。もちろん、救急体制やICUそしてほとんどの人々が初めて耳にしたECMOなども重要です。が、制度も道具も、それにワクチンも、使うのは人間です。きちんとした知識を持っていなければ、どんな高価な機械も役に立たず、道具の価値も変わります。

マスクもきちんと装着しなければ意味がないし、手洗いも各所のアルコール消毒剤も、格好だけでは意味がありません。

なぜ、この新参ウイルスが手ごわいのか?

今一度、新型コロナウイルスをきちんと理解し、来るべき新たな嵐の前に準備いたしましょう。

ご講演頂く忽那賢志先生は、新興感染症、輸入感染症の専門家ですが、新型コロナウイルスパンデミック以来、国立国際医療研究センターで第一線のご活躍をなさった後、本年7月、大阪大学大学院医学系研究科感染制御医学講座教授と同大学医学部付属病院感染制御部教授に着任されました。

TVで度々お顔を拝見しておられる方も多いと思いますが、とっておきの忽那講演にご期待ください。