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Chair's Blog 会長ブログ ネコの目

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各地の在宅の仲間

少しさわやかな季節になりましたが、朝夕の涼しさ、肌寒さに比べると、日中は、けっこう暑いですね。でも、今年の酷暑を思えば、随分楽になりました。

 

さて、先週末、所用で福岡市にまいりました。時同じくして、開催される「第9回 九州在宅医療推進フォーラム in福岡」への参加を、副大会長の「たろうクリニック」院長内田直樹先生からお勧め頂きました。内田先生には、私どもの日本財団在宅看護センター起業家育成事業研修の講師をお願いいたしております。

「第9回 九州在宅医療推進フォーラム in 福岡

所用の後、初日プログラムの最後の懇親会の会場に参りました。びっくりしました。

私どもの研修を終えた40名中、九州地区で開業しているのは、福岡県4名と佐賀、熊本の各1名です。そのうちの一人、福岡市東区で、訪問看護 レイルを開業している野崎さんが本大会のスタッフであることは知っていました。が、ロビーでウロウロし始めた私を見つけて、次々と仲間が声をかけてくれました。宗像市の日本財団在宅看護センター ミモザの長澤さん、北九州市で開業後、まだ、3カ月の在宅看護センター 北九州の坂下さん、そして他の一人は、現在5期生として研修中の佐賀県の馬場さんです。

考えてみれば、5期生にも九州出身者は多く、研修終了後1年以内の開業を目指すとすれば、来年度末には、沖縄、鹿児島、熊本、福岡各1名と、佐賀2名が、「日本財団在宅看護センター」の仲間入りをします。「びっくりしたなぁ、もう・・・」と云いながら、各地各地で、仲間が活躍していることを実感し、とてもうれしくなりました。

在宅看護の仲間たち

大会長のあおばクリニック院長伊藤大樹先生のご挨拶をうかがいながら、これからの地域医療では、ますます、看護が重要になる、看護師が果たすべき役割がある、地域の医師、歯科医師、リハビリ専門家、薬剤師、栄養士、介護士、そしてケアマネージャーや、ソーシャルワーカー、行政との連携も重要と思いました。

2日目は、オランダの在住の比較教育学、社会学者リヒテルズ直子先生の「成熟市民社会オランダに学ぶ~福祉における自律的選択と自立的当事者意識を育む教育」と、大阪大学名誉教授で、哲学者浜渦辰二先生 の「当事者抜きの医療にならないために~エンド・オブ・ライフの現状に焦点をあてて」と、九州の8県からの色々な取り組みの発表をうかがいました。

リヒテルズ直子先生

脳みそへの栄養は、ちょっと詰め込みすぎた・・・満腹感無きにしも非ずですが、勉強になりました。