笹川保健財団は、日本のみならず世界の健康課題を見据え、自ら考え行動できる人材育成の一助になることを目指して「ささかわ未来塾」を開講しています。

第3回となる2025年は、長崎県五島市を舞台に、全国の医学保健学系学生・大学院生20名が、「地域と世界をつなぐ保健･医療･福祉の未来」をテーマとする5日間の研修に参加しました。

離島医療、遠隔医療、潜伏キリシタン文化、戦地域と世界の保健医療の実体を多角的に学び、フィールドワークやグループワークを通じて理解を深めました。

　前年度は台風の影響で五島訪問が叶わなかったため、今年は「五島からスタート」に構成を一新。初日の海路移動から学生同士の交流が始まり、現地では地域に根差した医療や文化の在り方も体験しました。長崎ではドミトリー宿泊を通して全国の仲間と対話し、異なる背景あ価値観を持つ者同士が、日本の保健医療の課題や未来、そして世界への関与を語り合う貴重な機会となりました。その内容をまとめた報告書が完成いたしましたので、どうぞご覧ください。