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放射線災害医療サマーセミナー

放射線災害医療サマーセミナーは、2014 年から 2019 年までの毎年 8 月に、福島県立医科大学・長崎大学・当財団の共催で開催していた大規模な原発事故を伴う複合災害時における保健・医療対応を学ぶための、学生対象のセミナーです。受講生は医療系、工学系の学生、看護系の院生など多様で、前半は講義、後半はフィールドワークを中心としたカリキュラムで構成していました。

講義では、放射能や災害についての基礎知識を学び、その後、東京電力福島第二原発見学と各地域の実習先に分かれてフィールドワークを行い、最終日は、各フィールドで学習したことをディスカッションし、発表しました。

東京電力福島第二原発の見学や福島県川内村、飯舘村、富岡町でのフィールドワークなど貴重な機会を提供するだけでなく、東日本大震災と原発事故に直接対峙した第一線の講師陣による専門的な講義を提供するなど、毎年充実した内容で、学生からも好評を得ていました。

これまでに 100 名を超える学生が受講し、彼らの今後の活躍に期待しています。また、セミナーの報告書は、実施ごとにまとめています。

講義の様子