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在宅/訪問看護へのご理解を!! 特別のお願い

2014年に開始した「日本財団在宅看護センター」起業家育成事業の一期的7年を終えました。別にご報告いたしておりますが、過日1月15日、日本財団笹川陽平会長をお迎えして、最後のネット修了式を和やかに華やかに恙なく行いました。7期24名は、新型コロナウイルスパンデミックの中、志高く、全国に新たな在宅/訪問看護の拠点を創設してくれるはずです。

ご多忙の中、またコロナ嵐の中、ネットで、また、嵐の合間をぬっての対面講義を頂きました90名余の講師の先生方、そしてコロナ対応第一線にありながら、万全の注意の下、実習を受け入れてくれた同研修先輩の開業者に、深甚の謝意を申し上げます。

7年間の研修修了者は108名、今から開業の7期を除き、現在74名が25都道府県で看多機5ヶ所を含め85事業所を運営し、24時間365日、地域の人々の健康を護り、最後の日々を支えています。日本のきめ細かく精度の高い看護力が地域を護っています。

さて、世界には、新型コロナが猖獗を極めている国々がいくつもあります。そして既に予防接種が始まっている国もあり、わが国でも、やっと予定が公表されました。

が、その予防接種対象者第一陣に、在宅医療の多くを担っている訪問看護師やその仲間である各種リハビリ専門家、口腔ケア関係者や、絶対的多数の介護士が含まれていないようです。

地域保健の実態からすると、これらの保健医療専門家こそ、第一に予防接種を受け、安心を得た状態で地域の人々に接することが望ましいのは申すまでもありません。

私どもも、関係機関、組織また個々の関係者に説明し、お願い致しますが、是非是非、地域保健関係者の皆さま、そして在宅で療養中の方々やそのご家庭の方々、在宅/訪問医療・看護の認知を上げるために、そして喫緊の新型コロナ感染の検査と予防接種の第一陣に彼らを含めるように、是非、是非、お声をあげて頂きたく存じます。