会長ブログ Chair's Blog

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コロナワクチンの続き

先週4月22日、コロナワクチンの副作用について書きました。

わが国では、現在、ファイザー社製だけが使われていますが、アメリカではファイザー社製とモデルナ社製に加えて第三の援軍と期待されたジョンソンエンドジョンソン(以下J&J)社製は、風邪症候群・・・よくある風邪ひき症状の原因でもあり、人間には馴染みのあるアデノウイルスをワクチンの土台にしています。ファイザー社製はmRNAが土台です。で、J&J社製の有効性は少し低い(100人に予防接種した場合、他ワクチンは85人以上に抗体が出来る=有効に対しJ&J社製は66人)ことは判っていましたが、重症化防止に優れていて、健康人で効果をしらべる治験の間には、副作用はなく、何より温度に対し安定で、他のワクチンのように-70度といった特別の冷凍庫を必要としない上、一回接種でよいこともありがたいと思われました。

が、実際に使用してみると、血栓症が起こったのです。で、直ちに使用を中断し、検討しました。その検討の結果、アメリカ疾病予防対策センター(CDC)とアメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration、アメリカ政府の保健福祉省〈Department of Health and Human Services, HHS〉に属する政府機関で、国全体の食品・医薬品・化粧品などの安全性を管理している)が、そろって再使用を決定しました。両機関の発表を視聴した限り、あくまでアメリカの話ですが、ワクチン容器に、稀だが血小板減少症を伴う血栓症(Thrombosis with Thrombocytopenia Syndrome〈TTS〉)を起こす危険性ありとの注付きで再使用に踏み切りました。CDC予防接種実施諮問会議は、4月23日、審議後の投票では、再使用賛成10、反対4、棄権1でした。

もうひとつ他のアストラゼネカ製ワクチンもアデノウイルスをベースにしており、どちらにも血小板減少症をともなう脳内静脈血栓症(TTS)が、極々、極稀に発症しています。あわせて計15例中には、血小板減少症を伴う脳内静脈血栓症(TTS)以外に、深部静脈血栓症、肺栓塞症、虚血性脳卒中、心筋梗塞も含まれ、すべて女性です。J&Jワクチンの血栓症発生頻度は100万予防接種に対し1.9・・・50万人接種で一人が血栓症を起こす・・・18~49才の女性は100万人に7人とちょっと高いです。

一方、成人100万人がJ&Jワクチンを接種すると、COVID-19関連死が2,100人減少し、入院は約6,000人減ると推定されますので、つまり、予防接種する方が人命救助率は高い・・・と結論されるわけです。

一人一人の生命と病気、健康を扱う医療に対し、公衆衛生は集団の健康を扱います。つまり、私自身を含め、大多数が予防接種を受け、誰かがその副作用で究極的には命を失うとか、生涯にわたる副作用で寝たきりになる・・・危険性はある。けど、他の大多数が健康で社会的活動を継続できるために予防接種は行うべきと。

個人的には、コロナウイルスに感染し、重症化し命を失う危険性の大きさと、予防接種=ワクチンの副作用で死亡したり、後遺症を残したりする稀な危険性のどちらを選択するかです。

誰でも、どちらもイヤ!!でしょうし、個人的には、予防のための手段であるワクチンでの危険は絶対に避けたい。けど、極々極々、率から申せば、ホンノ少しの危険はあるのだとの理解は必要です。だからこと、体調を整えて受ける・・・決心をする。例えば、発熱しているのに解熱剤で熱を下げてとか、何となく体調不良だけと頑張って受けるなどは止めるべきです。問診票には、正確に正直に記載して、決して頑張りすぎないこと・・・無理して受けないことです。

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