2024年度が始まりました。4月1日が月曜日という年は、数年から10年毎くらいにありますが、今年は、1月1日の能登半島地震で新年らしい気分がないまま3か月が過ぎましたので、心機一転、気合をいれて新年度に立ち向かいましょう。

さて、その能登半島です。
発災後3か月が過ぎ、停電は解消されたそうですが、水道の復旧は地勢的に厳しいところも多いからでしょうか遅れているようで、未だに7,860戸で断水が続いています。そして、もともとが峻険な山道的だったこともあって地震による地割れや土砂崩れが多数発生した主要道路は、応急的対処で8～9割は通行可能だそうですが、まだまだ全路が開通するには至っていません。そして・・・仮設住宅建設も進み、最大で34,173名だった避難者も現在8,109名、約1/4になってはいますが元の住み慣れた地域社会への復旧にはほど遠いようです。

笹川保健財団では、以前報告いたしましたように、「日本財団在宅看護センター」ネットワークのお仲間のひとり、金沢市で「訪問看護ステーションリベルタ金沢」を経営している池川淳子氏の協力を得て、本日から輪島市に「リベルタ災害救援サテライト能登」を開所しました。また、故郷におかえりになれないまま避難所を退所しなければならない方々のための「シェルタ―」を金沢市内に準備しつつあります。追ってまた、経過を報告させていただきます。

そして本拠、東京都港区赤坂の笹川保健財団事務所には4名の新スタッフをお迎えいたします。（内1名は5月からですが。）皆さま、新卒ではありません。失礼ながら、旧人的新人・・・即実践戦力になっていただけると期待しています。

本年度も、引き続き、皆さまのご支援をお願いいたします。