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日野原重明名誉会長とのお別れ

日野原先生

一昨日葬送・告別式が執り行われた日野原重明先生は、私ども笹川記念保健協力財団の名誉会長でもありました。

 

本財団は、今から44年前、世界からハンセン病を根絶しようとの壮大な目標のもと、日本財団創設者笹川良一翁(1899-1995)と日本におけるハンセン病化学療法開発の父石館守三博士(1901-1996)により設立されました。

一方、日野原重明先生は、1985年来、笹川医学医療研究財団理事長として、高齢者ケア対策活動を展開しておられました。2010年、両財団が合併し、世界のハンセン病対策、ホスピス・緩和ケア関連事業そして世界の公衆衛生活動支援を柱とする新たな財団に生まれ変わりました。先生は、会長そして後には名誉会長として、やさしくしかし凛として、私どもを導いて下さっておりました。

2013年4月、本財団に席を頂いて以来、私は、毎月の執行理事会その他の会議や、先生のお誕生日を兼ねた忘年会で、文字通り、親しく、日野原先生のお傍に侍らせて頂く機会をもってまいりました。

ここ数カ月はご不快のため、先生ご不在の会議もありました、言いようのない空虚感がございました。そして、それはとうとう永遠のものとなりました。

報道されたように数千の人々がご参列になられた先生の葬送・告別式では、先生の教え子でもある紀伊國献三本財団最高顧問が切々としたお別れの言葉を述べました。

嗚呼!!日野原重明先生

安らかにお休みください。残された私どもは、文字通り、生涯現役を貫かれた先生のお教えを日々反復し、いっそうの研鑽を致します。

どうか、いつまでも私どもをみまもって下さい。