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Chair's Blog 会長ブログ ネコの目

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初めての・・・

2025年10月4日、日本に女性の宰相が生まれる可能性が出ました。

素晴らしい!!遅すぎる!ウ~む、オンナの・・・!と感想はさまざまかもしれませんが、しかるべき時代の変化のひとつと、私は思います。首相が変わっても何も変わらない・・・という諦め、毎度おなじみの男性度モリモリのお顔ぶれのすげ替え(誠に失礼)よりは、何かが変わる、何かは変わる・・・という兆し、私たちの気持ちの変化が、今のこの国には必要な気がします。

世界で最初の女性宰相は、スリランカのシリマヴォ・バンダラナイケ(1916‐2000)、この国がまだセイロンと呼ばれていた頃、イギリス植民地から独立(1948)してやっと10年という仏教国に生まれた女性の宰相でした。スリランカは、その頃に原因するタミル人とシンハラ人の対立が続きました。後に、それら紛争地の子どもの成長を勤務していた看護大学の院生が調べたことがありますが、世界にいくつかある民族対立の一つの現場でした。が、当時、あまりよく知られていなかったこの国に、なぜ、女性の大統領?と思いました。が、それはその後、名門出身の男性宰相が暗殺された後を継ぐ妻や娘の一つのパターンだと理解しました。バンダラナイケの場合、イギリスのくびきを外すべく国のリーダーになった夫が仏教僧に暗殺された後を継いだのです。最初は、名門の奥方であったであろうこの方が、3度も国のトップに立たれ、また、さらに娘が後を継いだことは、名門に嫁いだ女性が強硬な政策を立案実践し複雑な国際関係の中で活躍する能力を持っていることを示したものと思います。チャットGPTで調べてみましたら、何と62人もの女性の宰相!!高市総裁が日本国首相となられても63番目・・・

首相官邸, CC 表示 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=174709519による

2025年10月4日・・・多くの方が自民党の党首選の実況をご覧になったと思います。私も、仕事を前にしていましたが、気が付けばつけたTVに集中していました。私が国際分野に転向した約40年昔の日本は、まさに陽が昇る勢い、右肩上がりの時代でした。私の世代で国際分野にあったものは、持てる力を使って、外の国々の開発をお手伝いすることで、日本の立場が安定し、そして世界の安定にも資すると信じていました。気が付いたら、日本は斜陽化・・・なぜ、こんな国になったのでしょうか?

今、必要なことは皆が力を一にして、やり直すことです。そのリーダーとしての新しい宰相を応援したいと、心から願います。

高市新総裁 会見詳細(NHKより)

わが国初の女性宰相の報道と時期を同じくして、イギリス国教会カンタベリー大主教に、初めて女性が選ばれたとの報道もあります。「サラ・ムラリー氏がカンタベリー大主教に任命される
Sarah Mullally named as new Archbishop of Canterbury」(BBCより)

この方、イギリスの保健医療制度NHSの看護師からの転身とか・・・元NHS主任看護師である63歳の同司祭は、2006年に司祭となり、2018年に女性初のロンドン主教に任命されたそうです。英国国教会の聖職者の中でロンドン主教は3番目に高位の地位にあります。

世界は女性で復活する!!

世界の女性大統領