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火山

先般、鹿児島に出張した時、桜島の噴火(2019/07/29 16:44 ウェザーニュース)にあいました。

鹿児島県は、九州の南端、カニのはさみのように伸びている西側の薩摩半島と東側の大隅半島に抱かれた中の錦江湾にあるのが桜島です。

その錦江湾をフェリーで往復したのですが、午前中は少し曇っていたのですが、午後、大隅半島側から戻る時には、それはそれは美しい桜島の雄姿を眺められました。その時、山頂右辺りに、少し薄い茶色の煙?雲?と、もやったものを見ていましたが、それが噴火の兆しだったのでしょう。フェリーを降り、車で10分ほどの鹿児島中央駅辺りに帰り着いた時、ビルの向こう側に、もくもくとした噴煙の塊がみえました。「アッ!!噴火!」と声を上げましたが、それがどういうことになるのか予測できませんでした。

報道によると、噴煙は3,800mに達し、夕方のフライトがキャンセルされました。ナルホド!!そして翌朝に到るまで、結局、30便近くが欠航や遅れたのです。私どもは、新幹線で博多にまわり、福岡空港発で帰京いたしましたが、風向きによったのでしょう。鹿児島市内での降灰は、ほとんどなかったようですが、風下の地域はどうだったのでしょうか。

火山!!近年もいくつかの火山で、噴火に伴う事故がありました。最も新しいところでは、2014年の御嶽山噴火があります。9月27日お昼前に発生した噴火は、噴火警戒レベルが1での突然の出来事であったため、火口付近まで登っていた登山者ら58名が亡くなり、わが国の戦後(この言葉も古いですね)最悪の火山災害となりました。間もなく5年目になります。

私が記憶している日本の火山爆発は、1977年8月6日、北海道伊達市の有珠岳があります。何故かと云えば、当時、アメリカ・ノースカロライナ州に行ったばかりでしたが、現地の、ややローカルな新聞にMt.USUの爆発の記事が出たことで、この山の存在を覚えたからです。

被災で特殊・・・と申すのはおかしいですが、1991年6月3日の雲仙普賢岳の大火砕流では、現地の住民数人に対して、40名以上のメディアや学者が犠牲になられたことです。、災害救援に携わっていたこともあって、少し後に現地に参りましたが、固まった溶岩の中に埋没している日本民家の傍らで足がすくみました。

世界的には、当時の大都市が消失した西暦79年8月24日のヴェスビオス火山の大噴火は有名です。優雅に暮らししていたローマ帝国ポンペイの街は、翌日朝に生じた大火砕流と土石流で、住民2,000人ともども、消滅したとされています。

日本は火山国です。霊峰富士山をはじめ、過去1万年以内に噴火した歴史をもつ、いわゆる「活火山」が111もあるのです。気象庁は、この中の50の山には、常時観測監視を続けています。ですから、あちこちの山で、5段階の噴火の警戒レベルが発表されているのです。最近では、41火山について発表されています。

去年になりますが、5月1日時点での警戒レベル2(「火口周辺規制」)は草津白根山(群馬県)、浅間山(長野・群馬県境)、霧島連山の硫黄山(宮崎県)、口永良部島(鹿児島県)、諏訪之瀬島(鹿児島県)の5カ所。レベル3の「入山規制」は霧島連山の新燃岳(鹿児島・宮崎県境)と桜島(鹿児島県)、それ以外はいずれも「活火山であることに留意する」レベル1でした。

鹿児島では、桜島以外にも 874年貞観16年に大爆発した開聞岳があります。この貞観時代は、864(貞観6)年の富士山の最大規模の爆発、869(貞観11)年の貞観三陸沖地震と災害が続いています。

たった一度の、それも現地風には大したこともなかったであろう噴火に遭遇して、改めてわが国の置かれる地勢に想いを致しました。

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