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地球は泣いているのでしょうか?

アメリカ大統領の弾劾手続きが始まっています。何もかも型破りの大統領ですが、先般のパリ協定離脱宣言は、何としても頂けない決定だと思います。16才のグレタさんの怒りが通じていないのですね。

ここしばらく、世界各地の山火事が報じられています。9月のインドネシア ボルネオ島の山火事では、ヘイズ(煙害)が近隣のシンガポールやタイにまで及び、ちょっとした国際問題になっていました。ブラジルのアマゾンの熱帯雨林の広大地区での火災は、開発を進める大統領の足を引っ張るNGOが火をつけているとの噂が流れたり 、フランスのマクロン大統領が、国際的危機だと警告を発したり 、10月にはカルフォルニア州全体に非常事態宣言が発せられ、住民18万人が強制的に避難させられ、直近では、オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州の数カ所で山火事が発生しています。が、夏前には、いわゆる北極圏といわれるグリーンランドやシベリア、アラスカでも山火事が発生しています。それも6、7月だけでも100件を超えているとか、専門家ならずとも、前例のない規模と思います。昨今、ドローンの情報が出回っていますが、これらの広大な無人地帯の情報は、衛星写真によるものが多いようです。なぜ、夏でも寒く、しかも無人の北極圏で火事が頻発するのでしょうか?2019年6月は、世界の観測史上、最高の暑さを記録しています。ヨーロッパやアメリカでの熱波の報道もありましたが、その影響が極地に及んでいるとされています。
一方、グリーンランドでは、数年来、巨大な氷山が崩壊する現象が続き、地球温暖化対策は手遅れかとの意見もありますし、水の都 ベネチアでは、高潮のせいで、市の80%が浸水しています。

先般、わが国を襲った台風19号しかり、地球温暖化の影響がないと断言できる人はいないと思います。そんな中で、1984年から本年までの北極海の氷の消長・・・消えつつある様子が如実な動画がありましたので、ご参考まで。

地球が泣いているのでしょうか。