WHOハンセン病制圧大使ニュースレター WHO Goodwill Ambassador's Newsletter

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90号 大使メッセージ:ハンセン病を日常会話に取り入れよう

近年のハンセン病制圧活動は停滞感が漂っている。この現状を打破するにはどうしたらいいだろうかと、このところ思案を巡らせていた。

先日インドネシアである出来事があった。マカッサルにおける小さなラジオ局で、私はハンセン病についての番組に保健局の担当官とともに出演した際のことである。いつも通り、なるべく平易な言葉でハンセン病について話をした後に、リスナーから生で電話相談を受けるコーナーがあった。

「妊娠中にハンセン病に発症した場合は、子供にも感染するのか」
「白い斑点(パッチ)は全てハンセン病なのか」

私はその質問の驚くほどの率直さに新鮮さを感じたと同時に、皆が知りたい、疑問に思っていることに答えることの大切さを知った。

ハンセン病は治る、治療は無料、したがって差別は許されないという変わらぬメッセージをあらゆる機会を通じて伝えていくことは今まで通り当然のことである。そして私は今までも外国を訪問する際には、可能な限り、現地のメディアを私の視察に招待し、現地の情報を報道してもらってきた。私がハンセン病に触れる姿を見せることが最大の啓発となると信じてきたからである。

しかしマカッサルでの経験は、ハンセン病と関係のない人たちが疑問に思っていることについて、その場で回答することは、ハンセン病について専門家が一方的に正しい知識を普及させることよりも効果的であることを教えてくれた。そしてそのことを通じて、ハンセン病から遠い人々の日常においても、誤解が解消されることで、ハンセン病がポジティブな文脈で語られるための道筋であると考えるようになった。以降、私は積極的にテレビやラジオの番組出演の機会を探るようになった。

ラジオやテレビ番組で、ハンセン病を日常会話の一部に取り入れることは、人々にハンセン病は訳の分からないものという思い込みから脱却させ、人々を治療に向かわせ、政府のハンセン病プログラムに仕事をさせることにつながる。多くの人々はハンセン病について多くは知らないことは事実である。しかし、この病気とそのスティグマに打ち勝つチャンスを増やすためには、人々が日常会話で堂々と話しができるようにする必要がある。

WHOハンセン病制圧大使 笹川 陽平

90号PDF

 

MESSAGE: Make Leprosy Part of the Conversation(ハンセン病を日常会話に取り入れよう)

EXHIBITION: “Our Lives”

OPINION: Learning Experience

AMBASSADOR’S JOURNAL: Awareness-raising in Sulawesi

NEWS: WHO Guidelines on Leprosy

ROLE OF PEOPLE’S ORGANIZATIONS

FROM THE EDITOR:‘MAKE MORE NOISE’

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