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看護フェローからの現地レポートその③

ワシントン大学のDNP(Doctor of Nurinsg Practice)課程に留学中の渡邊美幸さんから、2年目となる2023-2024の中間レポートが届きました。

渡邊 さんとGlobal Health プロジェクトの最終ポスター
ペルーでのフィールド視察について報告した国際保健クラスのポスター発表にて

忙しくも充実した留学2年目

25人のうちの1人として選ばれました

フェロー活動を通じて国際保健の分野にも関心を持つようになったという渡邊さんは、DNP課程に在籍しながら、国際保健のcertificate programにも参加。昨年の夏は、大学からトラベルフェローシップを獲得し、ペルーの自然保護区に居住する先住民族の人たちのヘルスケアに関与しました。

写真:本人提供

また、ペルーに出発する前には日本に一時帰国。留学前は長く都内の大学病院に勤めていたため、日本の地方の医療を知らず、もっと広く日本の医療の現状を知りたい、と考えた渡邊さんは、自ら志願し、長崎・五島列島にある日本財団在宅看護センター「在宅看護センターだんわ」にて、2週間の在宅看護実習に参加しました。

「だんわ」の訪問看護に同行した実習中の渡邊さん
到着した日に五島の海を背景に

ペルー、五島とそれぞれの地で、自分がこれまで知っている「看護」が看護のすべてではないということを目の当たりにした渡邊さんは、この2年間で、自分がDNP修了後に目指すべき方向性が見えてきたと話します。

3月末に始まった春学期からは新たに小児病院の外科チームでの実習を行うほか、 “Population Health Equity”の受講を始め、「今後はさらに少し視野をひろげ、保健政策、保健システム の側面からのアプローチを考えたい」と意気込む渡邊さんは、ワシントン大学看護学部の年間奨学生にも選ばれました。

2024年度 も新規Sasakawa看護フェローを募集中!

ただいま、2024年度第1回新規フェローを募集中です(締切6/17)。詳細は海外留学奨学金制度「Sasakawa看護フェロー」プログラムおよび募集要項をご覧ください。