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ハンセン病問題のこれからを考える国際シンポジウム

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2012年10月24日、25日の国立ハンセン病資料館での歴史保存ワークショップに続き、26日は一路岡山へ移動。朝7時に品川のホテルに集合ですが、朝からテンションの上がるチーム ブラジル。駅構内をみんなで高らかに歌いながらいざ新幹線に乗車。楽しそうに歌ったりトランプをしたりするチーム ブラジル。音楽を聞いたり、寝たり、写真を取ったり、1人の世界に入るフィリピン人。中国語・マレー語で楽しそうに話をするマレーシア人と台湾人。それぞれカラーが違います。
27日(土)には岡山市内のホテルで、「ハンセン病問題のこれからを考える国際シンポジウム」が開催されました。国立ハンセン病療養所の長島愛生園歴史館と笹川記念保健協力財団の主催ではありますが、愛生園、自治会、歴史館の皆さまの入念かつきめ細かいご差配のおかげで、素晴らしいシンポジウムになりました。当初の定員は120名でしたが、それを200名としましたが、席もほぼ埋まり、大盛況でした。

長島愛生園の藤田園長の挨拶に引き続き、ハンセン病ボランティアゆいの会の会長である、近藤先生による「日本におけるハンセン病問題の歴史保存とその活用について」の講演と続いたシンポジウムでは、マレーシア、フィリピン、ブラジルの各国の現状報告と、国境を超えた歴史遺産保存の可能性についての発表もされました。

疲れ果てて東京へ戻る新幹線の中は静かに就寝かと思いきや、各地でそれぞれ歴史保存を進める傍ら、国を超えたレベルで何が可能か、と熱い議論が延々と続きました・・・・。