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ハンセン病患者の人権回復に尽力された平沢保治さんが、茨城県「特別功労賞」受賞されました!

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国立療養所多磨全生園のハンセン病回復者である平沢保治さん(82歳)が、2009年11月13日、茨城県「特別功労賞」を受賞されました。この賞は、県の発展に特に著しい功積があった方に贈られるものです。

平沢さんの長年の人権回復運動などが認められての受賞となりました。

平沢さんは、茨城県古河市出身で、14歳で、日本政府の隔離政策「らい予防法」のもと、ハンセン病の療養所・多磨全生園に強制収容されました。

当時、ハンセン病は「らい」と言われ、社会の偏見差別が強く、らい予防法が1996年に廃止されるまで、

ハンセン病の患者の方や治った方々を苦しめてきました。

また、ハンセン病にかかっただけで、家族の方々は「らいの出た家」と、社会から大変な差別を受けることになりました。患者の方や回復された方々は、これ以上家族を苦しめたくないと、表立った実家への帰京も、両親の臨終に立ち会うことも、墓参りもできず、遠く離れたハンセン病療養所の中で、何十年も故郷への思慕をつのらせる日々を過ごされてこられました。

平沢さんは、世界のハンセン病患者・回復者とその家族の方々の社会参加、教育支援などの当財団事業にも、大変なお力添えをいただいております。

おめでとうございます!

財団一同、こころから お慶び申し上げます。   とてもうれしいかぎりです。