WHOハンセン病制圧大使ニュースレター WHO Goodwill Ambassador's Newsletter

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93号 大使メッセージ:ガンジーからの励まし

2019年2月26日、私は2018年のガンジー平和賞の授賞式のためにインドの大統領府を訪れました。この賞は、これまで私が継続的にインド、そして世界のハンセン病を撲滅するために努力を重ねてきた貢献が認められて、インドのラムナスコビンド大統領から授与されました。

 

この賞は、私一人で受賞したものではありません。ハンセン病、そしてそれに伴う差別が世界からなくなるように、この問題と闘ってきた多くの仲間たちと一緒に受賞したものだと認識しております。

 

私は今から40年前、父と共に韓国のハンセン病病院を訪れ、初めてハンセン病患者と出会いました。私は、ハンセン病に罹ったことによって尊厳ある人間として普通の生き方が出来ない彼らの絶望を知り、強い衝撃を受けました。ハンセン病が理由で家族から捨てられてしまった、社会から隔離されてしまった、人生の自由を奪われてしまった人たちでした。そしてその時に、私は父の足跡をたどり、ハンセン病の根深い差別と困難に苦しんでいる人々のために、人生を賭けて取組まなければならないと決意したのです。

 

それから40年、医学的および社会的な面の両方において、この病気に関して多くの進歩が見られてきました。 1980年代からの多剤併用療法の導入とWHO主導の公衆衛生問題としてハンセン病を制圧する協調的努力の結果、おおよそすべての国において症例数は減少し、公衆衛生問題としての「制圧」は世界的に国レベルではほぼ達成されました。

 

一方で、2010年の国連決議によりハンセン病患者・回復者ならびにその家族に対する差別が撤廃され、ハンセン病問題は人権問題として認識されるようになりました。そしてハンセン病に罹ったすべての男性、女性、そして子ども達が尊厳を持って生きることができるように、フォローされています。

 

それにもかかわらず、ハンセン病とそれに伴う差別や偏見のない世界が現実となるまでには、更なる努力が必要です。それを念頭に置くと、今回の平和賞は、ガンジーからハンセン病とそれに伴う差別や偏見と闘うすべての人々へのエールだと思っています。

WHOハンセン病制圧大使  笹川陽平

93号PDF

WHO Goodwill Ambassador’s Newsletter No. 93

MESSAGE:    Encouragement from Gandhi (ガンジーからの励まし)

INTERVIEW: Reinvigorating India’s leprosy program – Dr.Anil Kumar

INSIGHT:     Disability rights in India

AMBASSADOR’S JOURNAL: Delhi, Dadra&Nagar Haveli, Andhra Pradesh

NEWS:        Global Appeal 2019, Indian divorce laws

FROM THE EDITOR : RAISE A HAND IF YOU’VE HEARD OF LEPROSY

 

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