WHOハンセン病制圧大使ニュースレター WHO Goodwill Ambassador's Newsletter

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51号 大使メッセージ: 研究の重要性

先日ヤンゴンで開かれた、WHO東南アジア地域の国家ハンセン病プログラムマネージャーの会議で、地域事務局長のサムリー・ピランバンチャン博士は、我々が世界のハンセン病をさらに減らしていくためには、病気に関する研究をさらに行うことが重要であると話された。

これは重要な論点である。MDTはハンセン病の抑制と障害予防の鍵である。しかし、我々はMDTに対する耐性が出現する時のことを、前もって予測しておかなければならない。この点については、既に代替の治療法の研究は進んでいると聞いている。ハンセン病制圧活動を長期的展望に立って捉えた時、これは欠かせない研究である。

この病気の特徴は、潜伏期間が長く、ゆっくりと進行することである。したがって理想を言えば、早期のハンセン病、あるいは疑いのある症状の診断を確実にするためのより簡単な診断ツールがあるとよい。同時に、ハンセン病の患者と同居しているような、感染リスクの高い人を病気から守ることができるように、予防法を開発することも重要である。

ハンセン病制圧特別大使として各地を訪問する中で、私は治療が完了したあとにも関わらず、ハンセン病のらい反応に苦しむ人々を多く見ている。このらい反応は、死んだ病原菌に対して起こる免疫システムの反応を原因とするもので、適切に治療されなければ、神経へのダメージや障害を引き起こす要因となる。我々はこのようならい反応と、それによって起こる影響に対処する方法を見つけなければならない。

今のところ、MDTは我々がハンセン病と闘う上で最も有効な武器である。何百万人もの人々が、MDTの発明により病気から回復してきた。患者数は減少している。しかしこの成功こそが、研究者たちにとって、ハンセン病を研究することへの興味を減退させる要因の一つにもなっている。

しかしハンセン病はいまだに我々と共にある。ハンセン病のない世界の実現というゴールに向かって歩み続けるために、我々は今持っているツールを有効に使わなければならない。しかし同時に、ハンセン病のない世界により近づくために、新しく、改良されたツールを開発しなければならない。そのために、我々にはさらなる研究が必要なのである。

WHOハンセン病制圧大使  笹川 陽平

51号PDF

MESSAGE: The Importance of Research(研究の重要性)

INDIA REPORT: Renewing Commitment

INTERVIEW: Born Leader

CASE STUDY: Successful Renovation

Founder of HANDA dedicated his life to people affected by leprosy in China.

LEPROSY WISH LIST

AMBASSADOR’S JOURNAL: On-the-Ground Realities

NEWS: Program Managers Meet in Myanmar

FROM THE EDITORS: TWO QUESTIONS

 

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