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42号 大使メッセージ:ネパール ハンセン病制圧達成

1月19日にカトマンドゥで、ネパールが公衆衛生上の問題としてのハンセン病を制圧したことを宣言する式典に参加する栄誉を得た。ネパールは君主制を失脚させた内戦の後、共和国の確立のために政治的、経済的困難に直面し闘っている。暴動やストライキが日常的に起こり、新憲法も未制定で安定とはほど遠い。

このような状況の中での制圧達成は称賛に値する。これは、ネパール政府がWHOをはじめ、国内外の様々なパートナーたちと協力しながら、この問題に立ち向かうという強いコミットメントを持ち続けたことで成し遂げられた快挙である。また、ネパールのメディアも、制圧活動において積極的な役割を果たしてくれた。

ネパールの保健省は、今回のハンセン病制圧(WHOの定義では、人口1万人あたりの患者数が1人以下)を、“Leprosy Free World”の実現までの一里塚と考え、制圧後も、病気による苦しみや、身体的、社会的影響を減らすことができるようハンセン病対策を強化する計画であることを表明している。

もちろん、まだ安心できる状況ではない。今後もハンセン病対策の質を維持し、すべての患者・回復者が十分な治療を受ける機会を平等に得られるようにしなければならない。パートナーとの緊密な協力など、現行の政治的コミットの維持が重要である。

ハンセン病の問題と闘うすべての国々の関係者には、このネパールの快挙を一緒に祝い、ハンセン病撲滅への継続的な努力に支援をいただきたい。我々の最終目標であるハンセン病のない世界を実現するため、互いの絆を深め、手を携え共に進んでいこうではないか。

WHOハンセン病制圧大使  笹川 陽平

42号PDF

MESSAGE: Nepal Marks Elimination(ネパール ハンセン病制圧達成)

GLOBAL APPEAL 2010: Business Speaks Up

NATIONAL FORUM: Southern Pride

HUMAN STORY: ‘NO TEARS, NO FEARING’

BOOKS: Tamil Tales

AMBASSADOR’S JOURNAL: Visits to India and Nepal

NEWS: World Leprosy Day 2010

FROM THE EDITORS: Tragedy in Bihar