WHOハンセン病制圧大使ニュースレター WHO Goodwill Ambassador's Newsletter

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32号 大使メッセージ:力強い前進―ジュネーブにて

ジュネーブで行われた第61回WHO総会に出席して、ハンセン病の制圧達成過程にある各国の保健大臣と意見交換する機会を得ることができた。

モザンビークの保健大臣からは、同国が昨年12月に制圧を達成し、その後WHOとILEPの合同国際評価チームに調査立証してもらい、制圧を確認したとの報告をいただいた。今後もさらにハンセン病の問題を一層軽減する努力reduce the burdenを続けてゆくとの力強い決意表明もあわせていただくことができた。
DRコンゴの保健大臣からも制圧にほぼ成功したとのうれしい報告があった。ネパールについても慎重ではあるものの楽観的な方向性が提示され、保健大臣からは、選挙が成功し、最初の内閣の仕事として、ハンセン病の制圧を成功させたいという決意表明をいただいた。
そして、ブラジル保健大臣に制圧へのさらなる努力を要請したところ、未達成国としての責任の重大さを自覚しているとの意見表明があり、11月の私の訪問予定を快諾してくださった。

6月の第8回国連人権理事会に、日本政府が、ハンセン病患者・回復者および家族に対する差別の撤廃を目指す決議案を上程することについても、これら各国の保健大臣がすべて力強い支持を表明してくださった。また、国連人権理事会の常任理事国9カ国のジュネーブ代表部大使にも面談し、協力を要請した。帰国してから横浜で行われたTICAD IVでは、マダガスカル、マリ、モザンビークの大統領、エチオピア、ニジェールの首相にも直接協力をお願いし、ご支持をいただいた。

この決議案が通れば、ハンセン病と闘う私たち、特に、患者・回復者その家族にとって大変意義深い新たな進展となる。しかし、これですべてが終わるわけではない。本当の意味でのLeprosy free world は、病気の絶滅だけではなく、患者・回復者、その家族が普通の人と同じように社会参加できる状態をいう。私たちの目的・目標は更に広がったのだ。着実に前進してゆこうではないか。

WHOハンセン病制圧大使  笹川 陽平

32号PDF

MESSAGE: Good News from Geneva(力強い前進―ジュネーブにて)

AFRICA REPORT: DR Congo Makes Headway

FEATURE: A Trinidadian Tale

INTERVIEW: Students and Skin Health

COLUMN: Culion – The Evolution Continues

MEETINGS WITH MINISTERS: ‘There Is Still Work to Be Done’

AMBASSADOR’S JOURNAL: Testing the Waters

NEWS: Sasakawa Reappointed Goodwill Ambassasdor

FROM THE EDITORS: FIGHTING FOR SOCIAL JUSTICE

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