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05号 大使メッセージ:アフリカ諸国政治リーダーの決意

アフリカの多くの国は、多額の債務問題から、貧困、飢餓、流行病や内戦にいたる、国力を疲弊させるさまざまな問題に対処してきました。アフリカにある54の国のうち、9カ国はハンセン病を抱えており、うち、3カ国(マダガスカル、モザンビーク、アンゴラ)は人口1万人あたりの有病率が3人以上となっています。私はハンセン病制圧特別大使として、昨年、これらの3カ国を訪問し、最高指導者とハンセン病の実情について協議しました。また、9月に東京で開催された第三回アフリカ開発会議(TICAD III)に来日した、6カ国の指導者と会談することもできました。

各国指導者との会議の席で、私は教育と医療面での取り組みを推進することで、各国でのハンセン病制圧対策を強化するように要請しました。各国指導者は、人々が病気に対して抱いている恐怖と、結果として生じる差別問題を指摘しました。指導者たちが、このような社会的スティグマを取り除き、ハンセン病患者の社会復帰に向けて、一層の努力を重ねると約束してくれたことで、私は心強く思いました。ハンセン病制圧に向けた社会運動を巻き起こし、病気につきまとう社会的スティグマを取り除くうえで、これらの政治指導者の役割は重要です。

WHOハンセン病制圧大使  笹川 陽平

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Message : Africa’s Political Commitment (アフリカ諸国政治リーダーの決意)

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