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97号大使メッセージ:第20回国際ハンセン病学会に参加、ゼロ・レプロシーの実現に向けて一歩前進

Participants of the Global Forum in Manila

2019年9月9日、フィリピン・マニラで開催された「ハンセン病当事者団体世界会議」参加者と

9月10日から、フィリピンのマニラで第20回国際ハンセン病学会(ILC)が開催された。本学会は他の医学学会に比べユニークな存在である。何故なら、各国政府関係者、医療従事者、研究者、NGO、学生などに加え、ハンセン病回復者も世界中から参加するためである。

世界中から集まった「国際ハンセン病学会」の参加者達

第20回国際ハンセン病学会には、世界中から1000名を超える人々が参加した。

日本財団および笹川保健財団の主催により、学会のプレイベントとして実施した「ハンセン病当事者団体世界会議」に参加した世界23か国の回復者約70名を代表して、フィリピン人の女性が「差別やスティグマをなくすための道のりは遠い。あらゆる関係者がともに協力すべき。」と発言。私が提唱したモーターサイクルの前輪は病気との闘い、後輪は差別との戦いという言葉があちこちで使用されてきたことは感慨深いものがある。

これまで様々な場で述べてきたように、私はハンセン病のない世界を実現するために、様々なステークホルダーが緊密に連携することは不可欠であると考えている。その意味で、グローバル・パートナーシップが新たに設立され、「ゼロ・レプロシー」という目標を掲げ、各国の人々や組織が団結し、誰もが参加できるプラットフォームが構築されたことは非常に意義がある。

ハンセン病回復者の人たちと(ハンセン病当事者団体世界会議にて)

ハンセン病回復者の人たちと(ハンセン病当事者団体世界会議にて)

2022年に開催される次回のILCの開催地はインドである。インドはハンセン病対策に最も熱心な国の一つであり、全国レベルでの新規患者発見キャンペーン、全国の自治体や学校と連携した啓発活動、差別的な法制度の改正・廃止に向けた取り組みなどを積極的に行っている。ハンセン病問題の最前線であるインドの現状が改善することは、ハンセン病対策のモデルになる可能性を秘めている。

インドが開催地に選ばれたことは、国際ハンセン病学会の強い意志の表れでもある。これは、「ゼロ・レプロシー」の実現という私たち共通の目標の達成に向けて大きな前進となるであろう。

WHOハンセン病制圧大使 笹川陽平

97号 PDF(英語版)

IN THIS ISSUE
Message: Reflections from Manila
Global Forum: Coming together in Manila/ A call for action/ Building for a sustainable future
Viewpoint: Knowledge is key
Report: 20th International/ Leprosy Congress
Spotlight: Peace-building in Sri Lanka
Ambassador’s Journal: Philippines, Comoros
News: Leprosy toolkit
From the Editor: Breaking transmission

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