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2020年夏号 大使メッセージ:コロナ禍におけるハンセン病回復者の自立を応援する


「ハンセン病の歴史を繰り返してはならない~新型コロナウイルスによる差別へのメッセージ」


私は昨年、計27回海外へ出張した。しかし今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、2月にハンセン病制圧大使としてインド・グジャラート州を訪問して以降、関係国を訪問する機会はない。40年以上にわたる私のハンセン病との闘いが、このような形で中断するのは初めてで、遺憾であり残念でならない。しかし、悲観はしていない。この世界からハンセン病をなくす闘いを再開できる日が近い将来、必ず来る信じているからだ。

多くの国が新型コロナ対策で、新たなハンセン病患者の調査など活動の中断を余儀なくされているようだが、ハンセン病患者・回復者・その家族らの多くは今もなお、社会的弱者の立場にある。多くが貧困層に属し、コロナ禍の影響で生計の手段を失うなど深刻な影響を受けている。各国政府には引き続き積極的な支援策を検討してもらいたく考える。

インドにある約750のハンセン病コロニーの住民によって設立されたインドハンセン病回復者協会(APAL)は、複数の州で州首相や保健大臣に働き掛けることにより、ハンセン病回復者を対象とした特別年金制度導入に成功した。

APALの設立や年金制度の導入・整備にいささか貢献させていただいた経験も踏まえ、世界各国の回復者団体には、単なる支援の「受け手」にとどまるのではなく、自ら問題解決に立ち上がる強い意志と行動力を持ってほしいと思う。

例え微力であっても、皆さんの可能な限り力になりたいと思う。仮に日本にいても、できることはある。積極的に連絡いただけるよう希望します。(英語版はこちら

WHOハンセン病制圧大使 笹川陽平

 

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