会長ブログChairman Blog

年度末

2021年度、令和3年度が終わります。

事務的部門、特に経理や会計など財務を扱う部門や人事関係では、締めの手続きにご多忙な2、3週間だったかと思います。また、卒業や入学式、定年や新入社員などなども、年度区切りですね。

日本での4月始まりの事務的な年度制度は、130年前、明治政府が導入したそうです。何故4月、ですが、暦年の最初1月1日が休日なのと異なり、年度末年度初めは、週末も含めて、かなり忙しい日々が普通です。

人生で、最初に年度制度に遭遇するのは、幼稚園、小学校といった学校制度ですが、子ども自身は、あまり実感がないものです。そもそも年度などを意識するのは、もっともっと年長、多分、大人になってからです。

それにしても、本当に忙しく重要なのは、国のお金の出入を管理している「会計年度」かもしれません。これは、財政法という法律があって、4月1日から翌年3月31日と決まっているそうです。この導入が明治19年、西暦では1886年ですが、何故、4月はじまりなのでしょうか?

外国には、1月1日から12月31日が会計年度の国もありますが、そのようなところでは、1月1日だけが休日で、あまりお正月という意識はもてません。日本のそれは、ちょっと情調的でもあり、家庭的であり、そしていささか改まり、また、ゆっくり、ゆったりします。お正月にバタバタするのは・・・如何かですね。

時折、学校の年度始めを、諸外国も多い9月にするかどうかが検討されますが、小学校は、サクラの時期4月が良いと、私は密かに思っています。

さて、笹川保健財団では、2021年度には、超ビッグ新事業を始めました。HPでご覧頂きたいのですが、年額1200万円の授業料に加えて、生活費は月10万円、そして1往復分の交通費などなどからなる「Sasakawa看護フェロー奨学金制度」です。2021年7月の記者発表以来、忙しく制度整備に努めましたが、数回の説明会には300名が参加され、結構、厳しいフェロー審査には20名が出願され、めでたく14名が「2021年度Sasakawa看護フェロー」に合格されました。そして、その中の2022/23年期の留学開始を希望された4名の中の2名が、早くもアメリカの大学院合格が決まりました。アメリカの学期は9月初めから来年の6月頃です。

つまり、日本の財務年度(fiscal year)の期間は4月から3月、アメリカの大学研修期間(academic year)は9月から6月・・・ちょっと手続きに慣れるまで、少しもたつくかもですが、大志を抱いて世界に羽ばたく看護師たちガンバレ!!!です。

財団では、少し人事異動があります。財団での経験を踏まえ、より広く活動の場を広げるスタッフの旅立ちもあり、また、産休が明けて、復帰するものもいます。

新型コロナは一向に鎮まる気配なく、ウクライナの戦闘は予断を許さないレベルに深刻化し、さらに近い国が新型ICBM(Inter Continental Ballistic Missile 大陸間弾道ミサイル)を発射したとのニュース。静かな年度末には程遠い世情ですが、せめて、皆さま、おだやかな年度末年度始めでありますように!