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「日本財団在宅看護センター」起業家育成事業 十周年成果報告会

1週間前、標記の報告会を、ちょっと晴れがましくも帝国ホテルで開催させていただきました。

日本財団笹川陽平会長には、来賓としてご挨拶をお願いし、とてもあたたかなお言葉を賜りましたが、その日の夜には、会長ブログにアップしてくださいました。(笹川陽平ブログ「【私の毎日】6月11日(火)」

私ども笹川保健財団では本日の「ささへるニュース」にて配信いたしましたが、当日の様子をご報告いたしました。(「日本財団在宅看護センター起業家育成事業10周年成果報告会を開催」2024.6.12)超ご多忙のなか、ご祝詞のためにおいでいただきました武見敬三厚生労働大臣や、事業当初にご挨拶に伺い、以来、何かとご支援を頂いてきた当時の日本看護協会長で現東京医療保健大学副学長 坂本すが先生の共に晴れやかなお顔、とてもうれしく、朝から何度も拝見しています。

ネットワークのメンバーで記念撮影
武見大臣と笹川会長
笹川会長とネットワークのメンバー

今年、医療、福祉、介護その他たくさんの健康関連の制度改定が進行しています。
医療施設でも、開業医でも、在宅での看護や介護、そして街の福祉関係の各所のすべてで大変ダ!!との声を耳にします。数年前の新型コロナパンデミックの大変さとは質が違う大変さです。

なぜ?です。有史以来‐つまり人類の歴史で初めて経験する超々高齢社会となっただけでなく、由々しきほどの少子化が明らかになってきたわが国では、これまでのように医療保険、介護保険その他諸々の福祉の制度を、安穏と濫用し続けられなくなったことは事実です。年間予算の1/3が福祉医療費、教育にはたった5%しか予算が割かれていません。良い知恵を出さねばなりません。

笹川保健財団では、厚労省の進める地域包括ケア制度の中心となるべき訪問/在宅看護力の拡充を手伝ってまいりました。単に、実践するだけでなく、厚労省や看護協会など関係者が、将来の制度やあり方を検討される際に、生<ナマ>のデータ、情報をまとめることも目指してまいりました。そのご報告の場として、毎年「日本在宅医療連合学会」で財団名のシンポジウムを持たせていただいています。2024年のそれもまもなくですが、今年は事業10年を振り返ります。(「第6回日本在宅医療連合学会大会」2024.7.20-21

標記10周年報告会でも申し上げましたが、引き続き、この活動を通じて、少し窮屈になってきているわが国の地域医療の中で、看護パワーの拡充とその成果を引き続き応援致します。

今後とも、一層のご支援をお願いいたします。

当日会場に掲示したネットワークのパネル
ご講義いただいた先生方とドナーの日本財団、そして笹川保健財団への謝辞が述べられました