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新しいことを目指そう、新年度 「日本財団在宅看護センター」起業家育成事業再開!

「花冷(はなびえ)」という言葉があります。春の季語で、桜の咲く頃に戻ってきた寒さを意味します。うつくしいことばではありますが、現実には、せっかく薄着になったのに・・・ン、また寒いイイ・・・何着る?と、面倒な事態でもあります。

この週末、近隣の桜は満開でした。共に杖をつきながらのご夫婦が携帯電話をかざして、お二人に負けない古木の満開の桜を撮っておられました。うつくしい光景でした。ちょっとうらやまし-

そして、今朝は花冷え・・・英語には“late-spring chill”とか“spring cold snap”という言葉が当たると聞いたことがありますが、かなり違うナ・・・です。花冷えは、人が主体、心情的、英語は科学的物理的。これに相当するフランス語は”fraîcheur printanière(春の爽やかさ)” や “froid printanier(春のさむさ)”とか、気象情報みたい・・・

さて今日から4月、新年度。令和7年度、2025年度が始まります。

財団も、設立50周年だった2024年を踏まえ、新たな飛翔を目指します。ここでは先般来お知らせした表記「日本財団在宅看護センター」起業家育成事業の、新たな開講をお知らせします。

2014年に開始した時には、本当に右も左もわからない状態ではありましが、先に書いたようにいわゆる開発途上国の地域の保健ボランティアのように、街のあらゆる健康・・・保健・医療そして福祉の分野で看護師が活動して欲しい、格好をつけて申せば街のヘルス専門家ですが、ぶっちゃけた話、地域のお節介おばさん(若い女性もいますし、男性もいますが、私の気持ちとしてはお節介おばさん!)としての活動が根付いて欲しいと願いました。

今や、開業者は102名、稼働している事業は180、地域の中でさまざまな活動を先導しています。

ここしばらく、わが国だけでなく世界で医療費の高騰が問題になっています。わが国は、1961年来の国民皆保険制度により、世界で唯一といっても良いほど、誰もが、比較的安い出費で、何時でも、どこでも高度な医療の恩恵を受けられました。しかし病気ではないけれどもあちこちがガタついてくる高齢者が激増しました。心配!が高じると病院・・・医師に相談、受診が増えました。が、経済の停滞もあって高度医療だけでなく、医療そのものを心配事解消の手段に濫用することは許されなくなりました。

しかし健康に対し、人生、と大げさに云わないまでも日々の暮らしの中での諸々に対する不安を抱く人々は増え続けています。私の仲間「日本財団在宅看護センター」ネットワークの仲間たちは、それらに様々な手段を用いて立ち向かっています。

2025年6月、私たちは8か月間の集中・強化研修を再開します。この研修は、決して高齢者対策ではありません。が、それぞれの地域における地域保健のニーズに対応するには高齢者問題を無視はできません。目下、10年前に行った研修をさらに強化するカリキュラムを組みつつあります。

8か月間の研修・・・それは順調に勤務し、給料を得ていた日々を捨てることになります。が、その先の大きな挑戦と成果は、その決断に十分こたえるものであることは、開業後、経済破綻した事務所がないことでも証明されています。

HP(ご案内)をご覧の上、たくさんのご応募をお待ちしています。