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107号大使メッセージ: “Don’t Forget Leprosy”~ハンセン病を忘れないで~ 第4回 世界ハンセン病の日に向けた啓発活動

笹川陽平WHOハンセン病制圧大使、ホンボ病院にて (コモロ、 2018年 7月)

私は“Don’t forget leprosy”という啓発キャンペーンを2021年8月に立ち上げた。ここでいう「忘れるべきでない」とは、様々な意味が含まれる。ハンセン病という病気が存在すること、今もスティグマや差別に苦しみ、コロナウィルスの蔓延により生活が逼迫しているハンセン病患者・回復者・その家族の方たち、現場で懸命に治療にあたっている医療従事者などだ。私は、世界中の皆さんにこのキャンペーンに参加していただき、それぞれの立場や視点から、「ハンセン病問題を忘れるべきでない」という声をあげていただきたいと思う。

今年は1月30日が世界ハンセン病の日だが、すでに私は、ハンセン病蔓延国を中心に56か国の保健大臣へこのキャンペーンに対する協力依頼を行った。また、16か国の回復者団体やNGOの皆さんにもキャンペーンへの参加をご同意いただいた。毎年開催しているグローバルアピールは第17回目を迎える。今年もオンライン開催となるが、世界各地のフィランソロピー財団から賛同をいただくことが出来た。私が、2006年にグローバルアピールを立ち上げた最大の理由は、私たちの啓発活動の裾野を広げること、すなわちこの問題をまだ知らない人たちに対し、差別の実態を伝えたいと考えたからだ。過去には、医師、看護師、法曹界、国会議員、ビジネスセクターなど様々な分野の方々にご協力をいただいた。一人でも多くの人々に、私のこうした想いが届くことを願いつつ、私は今後もハンセン病との戦いを続けていきたい。

WHOハンセン病制圧大使
笹川陽平

Leprosy Bulletin 107号