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「第4回日本在宅医療連合学会」に参加しました!

かつての日本在宅医学会と日本在宅医療学会が合体してできた日本在宅医療連合学会の第4回学術大会が、2022年7月23日~24日、ハイブリッド形式で、神戸ポートピアの国際展示場で開催されました。笹川保健財団は、2019年の第1回よりスポンサードセッションとして連続参加しています。第1回の「日本財団在宅看護センター起業家研修事業の経過」、第2回「各事務所の経営状態と問題」、第3回「在宅看護の質」に続き、今回は『地域の災害対策~各種災害・コロナパンデミックと日本財団在宅看護センターの取り組み』シンポジウムを開催しました。座長は、地元神戸で、ご自身も阪神淡路大震災を経験された松本京子氏NPO法人 ホームホスピス 神戸なごみの家代表と、当財団会長喜多悦子が努めました。

基調講演をする畑吉節未教授

基調講演は、笹川保健財団2020~21年度指定研究「緊急時の在宅看護」主任研究者畑吉節未先生(岐阜保健大学大学院看護学研究科 災害看護学領域教授)、「オールハザードとリスクベースのアプローチ」、以下、現在進行形のコロナ禍における在宅看護事務所の対応について、日本財団在宅看護センターネットワークの調査経過を、ネットワークの一員である城戸麻衣子氏(ライフナビゲート 在宅看護センター佐賀ほっこり管理者)が、まれにみる複合大規模災害東日本大震災については、宮城県の被災・救援経験者でもある松浦千春氏(静実会ないとうクリニック 訪問看護ステーション看護部長・管理者)が、近年、稀ではなくった豪雨禍については、平成26年広島豪雨災害の救援経験者である松井善子氏(広島県看護協会 訪問看護事業局 訪問看護事業部部長)が、稀な災害でもあり実態が良く判らない豪雪について、昨年の経験を日本財団在宅ネットワークから十和田市の太田緑氏(緑の杜 日本財団在宅看護センターみどりの風訪問看護ステーション)が、さらに個人が複数の多様な災害を経験されたと事例を日本財団在宅看護センターネットワークの沼崎美津子氏(脳神経疾患研究所 看護小規模多機能型居宅介護事業所 在宅看護センター結の学校・南東北福島訪問看護ステーション結所長)が発表。

各発表に対し、座長の松本京子氏が、かつての阪神淡路大震災とその後の訪問看護・ホームホスピス管理者のご経験から、的確なコメントと賛辞を述べられました。最後に、兵庫県立大学地域創造機構畑正夫教授が、行政との連携を視野として指定発言を行って下さいました。ハイブリッド発表も含め、災害に関する多様な知見が得られたと思います。

本シンポジウムの映像は、2022年8月中旬かから1カ月程度、オンデマンド配信されるお予定です。ご興味のある方、見逃した方は是非ご覧ください。※事前に学会参加登録済みの方のみ視聴可能です。

当財団では、訪問・在宅看護事務所の災害対策への支援を進めていますが、今後も、異常気象や大規模停電、水不足など、対象を広げてまいります。ご支援ご指導をお願い致します。