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【募集終了】笹川保健財団「みらい塾」開講 九州スタディツアー in 長崎


※申込みは終了しました

日本近代医学発祥の地・長崎で被災地域や海外における「健康と人間の安全保障」を考える

 笹川保健財団は、「すべての人が自分らしく、よりよく生きてゆける世界」を目指し、保健・医療の現場でグローバルに活躍できる人材育成を目的に、国内外における研修、セミナー等を実施しています。学生向け研修として、これまで、東日本大震災と原発事故を契機とした、「放射線災害医療サマーセミナー」を2014年から震災後10年にあたる2021年まで行ってきました。
 今年度より新たに、日本の未来の健康問題を解決できる人材育成を目標とした、『笹川保健財団 みらい塾』を開講します。初年度となる今年は、日本近代医学発祥の地と言われる長崎において、医学教育や保健・衛生に関する歴史を知り、現代においてもなお残る課題を考えるセミナーを実施します。

  • テーマ  日本近代医学発祥の地・長崎で被災地域や海外における「健康と人間の安全保障」を考える
  • 目 的  ・被災地域や海外での医学教育疾患や保健・衛生についての理解を深め、自ら問題に気づき対策を考える力を養う。
         ・幅広い分野での問題意識を持ち、課題を点として捉えて考えるのではなく、繋げて考える視点を持つ。
  • 対象者  医療・保健分野の学生 (医師、歯科医師、保健師、助産師、看護師、薬剤師、栄養士、
         リハビリ系専門職等を目指している者。大学院生も可。)
  • 定 員  10名程度
  • 期 間  2023年8月28日(月)~9月1日(金) の5日間
  • 内 容  出島メッセ長崎等での講義(地域・離島医療、原爆医療、自然災害等)、グループワーク、長崎市内施設の見学等を予定
  • 参加費等  無料(滞在地での宿泊費用、施設見学に要する費用については主催者(財団)側で負担します。)  
  •       なお、現地までの交通費(往復)※は、参加者負担の1/2程度を主催者(財団)側で負担します。
           ※長崎市内在住者は除く。最も経済的かつ合理的な経路によるもの。
  • 応募資格  上記の対象者で、本研修の趣旨を理解し、グループワークに積極的に参加し、受講後に報告書を提出できる者
  • 応募期間  2023年6月1日(木)~6月30日(金)予定 ※応募者多数の場合、期限前に受付を締め切ることがあります。
  • 応募方法  応募期間内に、応募フォーム(Googleフォーム)よりお申込みください。
  • 選考方法  選考委員会で審査を行い決定いたします。なお1大学より複数応募の場合は、最大2名の
          選考といたします。結果は2023年7月14日までにメールで通知いたします。

  • スケジュール(案) ※本スケジュールは現時点での予定であり、変更となる場合があります。   
1日目
(28日・月)
13:00~開講式、オリエンテーション、講義(@出島メッセ)
【予定講師】
喜多 悦子(笹川保健財団会長)
 「今、何故、人間の安全保障か?」
李節子 先生(長崎県立大学看護栄養学部看護学科教授)
 「在日外国人の健康支援-健康権/人権の視点から」
因京子 先生(九州工業大学非常勤講師)
 当日の講義内容を踏まえた意見交換
2日目
(29日・火)
8 :30~講義(@出島メッセ)、PM 長崎原爆資料館、平和公園など見学
【予定講師】
大津留晶 先生(おおつる内科医院医師/長崎大学客員教授)
 「原子力災害における健康影響とその対応」
緑川早苗 先生(宮城学院女子大学生活科学部食品栄養学科教授)
 「住民の意思決定支援について考える~原発事故後の健康調査を例に~」
3日目
(30日・水)
9:00~講義、熱帯医学ミュージアムの見学(@長崎大学)
【予定講師】
永田康浩 先生(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療学分野教授)
 「長崎、離島の眼差し−地域医療の原点と未来−」
山本太郎 先生(長崎大学熱帯医学研究所国際保健学分野教授)
 「感染症を考える、歴史に学ぶこと、今、私たちが考えるべきこと」
有吉紅也 先生(長崎大学熱帯医学研究所臨床感染症学分野教授)
杉本尊史 先生(長崎大学病院へき地病院再生支援・教育機構国際医療人育成室助手)
 「Think globally, act locally. ∼ザンビア農村部からの学び∼」
4日目
(31日・木)
9:00~終日フィールドワーク(世界遺産(軍艦島クルーズ)、シーボルト記念館、小島養生所跡資料館等の見学を予定)
5日目
( 1日・金)
9:00~グループワーク(成果発表)、意見交換、閉講式 (@出島メッセ)