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保健系学生対象「2025年ささかわ未来塾九州スタディツアーin長崎・五島」開講決定

~日本の近代医学発祥の地長崎で「健康と人間の安全保障」を考える~

 笹川保健財団では、「すべての人が自分らしく、よりよく生きてゆける世界」を目指し、保健・医療の現場でグローバルに活躍できる人材育成を目的に、国内外における研修、セミナー等を実施しています。2023年度からは、日本のみならず世界の健康問題を考え、対処できる人材育成を目標とした『ささかわ未来塾』を開講しています。

『ささかわ未来塾』は、日本の近代医学発祥の地長崎を拠点に、健康と安全、保健・医療・看護・福祉をめぐるわが国、そして世界の歴史と課題に触れ、考える機会となる多彩な講義とフィールド視察からなります。

 昨年は、日本の西「国境」地帯である五島列島にも足を延ばす予定でしたが、台風の影響により止む無く中止となりました。3年目となる今年は、まず五島市を訪問し、「健康と人間の安全保障」の副題をさらに掘り下げ、「離島(とその保健医療)」、歴史的な「潜伏キリシタン(と迫害、差別、宗教)」そして「紛争と平和」といったキーワードのもと保健医療を学んだあと、長崎市に場所を移しさらに理解を深めます。

主催:公益財団法人 笹川保健財団

対象者:保健系の学部学生・大学院生(医学、歯学、看護師・保健師・助産師、薬学、栄養学介護福祉・リハビリテーション系大学。社会人大学院生も可。)

定員:20名程度

期間:2025年8月18日(月)~22日(金) の5日間

内容:長崎大学、五島市での講義・グループワーク(地域・離島医療、原爆医療、国際保健、災害等)及びフィールドワーク

参加費等:無料(滞在地での宿泊費用、施設見学に要する費用については主催者(財団)側で負担します。なお、現地までの交通費(往復)は、参加者負担(最も経済的かつ合理的な経路によるもの)の1/2程度を主催者(財団)側で負担します。長崎市内在住者は除く。

応募資格:上記の対象者で、本研修の趣旨を理解し、グループワークに積極的に参加し、受講後に報告書を提出できる者

応募期間:2025年5月1日(木)~6月30日(月)予定 ※応募者多数の場合、期限前に受付を締め切ることがあります。

応募方法:応募期間内に、応募フォーム(Googleフォーム)よりお申込みください。

選考方法:選考委員会で審査を行い決定いたします。結果は2025年7月12日までにメールで通知いたします。

【スケジュール】※現時点での予定であり、変更となる場合があります

1日目
(18日/月)
長崎市・五島
午前:開講式、オリエンテーション、講義「何故未来塾を開くか?いま世界で起こっていること」
長崎市から五島市へ移動
午後:五島市役所訪問、講義「僻地・離島医療」「発信する文章の書き方」
2日目
(19日/火)
五島
午前:フィールドワーク(高浜ビーチ、魚津ヶ崎公園、堂崎天主堂他)
午後:講義、ワークショップ
3日目
(20日/水)
五島・長崎市
午前:五島市から長崎市へ移動
午後:フィールドワーク(山王神社、長崎原爆資料館、平和公園、浦上天主堂、シーボルト記念館他)
講話(長崎市永井隆記念館)
4日目
(21日/木)
長崎市
午前:講義「原子力災害が浮き彫りにしたものとこれからの課題」「原子力災害・チェルノブイリ」、見学(熱帯医学ミュージアム、長崎大学内の原爆遺構他)
午後:講義「意思決定支援、ワークショップ」「グローバルヘルスと女性の健康」他、フィールドワーク(浦上天主堂、一本柱鳥居、眼鏡橋、崇福寺、オランダ坂、グラバー園、大浦天主堂、出島もしくは孔子廟他)
5日目 (22日/金)長崎市グループワーク・成果発表、意見交換、閉講式
 現地解散

2023・2024年度の報告は以下の報告書をご覧ください。参加者からの声もご覧いただけます。

笹川保健財団みらい塾 九州スタディツアーin長崎」2023報告書

ささかわ未来塾 九州スタディツアーin長崎」2024報告書

グループワークの様子
長崎市内でのフィールドワーク