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Sasakawa看護フェロー初のアカデミックな試み!2026年度留学報告会

2026年7月25日、今春に大学院過程を修了したSasakawa看護フェローらによる留学報告会を開催しました。
この報告会は昨年度から、前年に卒業したアルムナイたちが中心となって企画・運営しています。

今年はアルムナイから、アカデミックな報告会にしたい、と提案があり、修了生らが自身の大学院での研究内容を発表し、それに対しアルムナイがそれぞれクリティークを行う形式が採用されました。発表概要は事前に抄録集としてまとめられ、財団役職員や、報告会にご招待した先生方にも事前に配布される念の入れよう。さらにその抄録集には、それぞれへ宛てた修了者からのメッセージが添えられていて、「留学の機会と支援いただいたご恩に対し、修了者たちから直接、きちんと感謝を伝える場を作りたい」という企画者の意図を感じました。

ユニークな卒業プロジェクトの内容を発表する修了者

今春卒業した発表者は8名全員が修士課程修了者。

海外で活動中の2名はオンラインで、ほか6名は対面で参加し、それぞれの研究発表を行いました。

発表内容はそれぞれユニークで、身近な環境をテーマにしたものもあれば、大きなテーマを取り扱ったものもあり、分野も公衆衛生学、教育などフェローの多様な関心分野に関する発表が続きました。

クリティーク(critique)とは、研究の内容を第三者が系統的に検討し評価することで、「データ収集や分析方法が目的に合っているか」「導き出した結論が、得られた結果に対して飛躍していないか」「倫理的配がなされているか」などのポイントに沿って、その研究の評価できる点、限界や改善点を見極め、全体の質を高めることを目的とします。

ひとり一人の発表に対し、アルムナイがクリティークを担当
クリティーク担当者と発表者が和やかに指摘内容を確認する場面も

大学院過程を修了したといっても、全員が研究職につくわけではないフェローアルムナイの中には、クリティークを担当することが初めてという人もいましたが、アルムナイ全員が仕事の合間をぬって発表者の研究内容を読みこみ、準備して臨んだクリティークは、非常に聞きごたえがあり、示唆に富むものでした。

発表内容にコメントする喜多会長
抄録集をめくる参加者
お世話になった先生方から
講評と卒業へのお祝いのお言葉をいただいた

発表会終了後の懇親会では、アルムナイ事務局長の山崎さんから、卒業したフェローたちを新たにアルムナイとして迎えるウェルカムスピーチと、アルムナイが掲げるエンブレムが披露されました。

みんなで乾杯!
アルムナイ会長の髙橋さんは博士課程進学に向けて渡米直前のためオンラインで趣旨を説明。クリティークも担当した。
留学準備中のフェロー、一時帰国中のフェローも駆け付けた

フェローたちがお互いを知り、協力しあってこのネットワークを続けていくという強い決意が感じられた素晴らしい報告会でした。来年以降もこの取り組みが継続されることに期待しています。

本報告会を企画し、多くの発表・クリティーク内容の助言を担当したアルムナイ、新谷由衣さんのインタビューは「ささへるジャーナル」で近日中に公開予定。どうぞあわせてご覧ください。