WHOハンセン病制圧大使ニュースレター WHO Goodwill Ambassador's Newsletter

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13号 大使メッセージ:違いを超えて団結しよう

われわれの共通の目標である公衆衛生上の問題としてのハンセン病の制圧達成まで、余すところ8ヶ月を残すのみとなりました。

この制圧目標の実効性については、様々な考え方があることは承知しています。しかし、私は、制圧のために活動するわれわれが、これが達成可能な目標であり、その実現が目前にあるということを信じ、目標達成に向けて全力を挙げることが重要であると考えます。われわれ制圧の現場で働く者が、この共通の目標を自分のものと考えて改めて自らの活動を見直し、大同団結して最後の一マイルを歩きとおさなければなりません。

このような大事な時期に制圧に向けて働くパートナーの間で見解の相違があるために十分な相互協力ができないとしたら不幸なことです。特に中心的な役割を担うWHOとILEPには考え方やアプローチの違いを超えて緊密な協力をしてもらいたいと考えます。

過去にILEPメンバーがWHOによってグローバルアライアンス(GAEL)から排除されるという事態が起こりました。これについて、最近のアフリカ国際らい会議の席で、WHOがILEPに対して関係改善の呼びかけをしているのは喜ばしいことです。両者が、それぞれの権威や面子を捨てて、よりよい協力体制を作り、制圧のために一つになって活動することを切望します。

パートナー間の不協和音は、なにより病気や差別に苦しむ ハンセン病回復者にとってもっとも不幸なことです。

真の意味での制圧の達成には、われわれ関係者の努力だけでは十分でないかも知れません。回復者の人々の制圧活動への積極的な参加は不可欠であるし、社会の様々な分野にある組織、政治、メディア、行政、教育、企業、組合、NGOなどを大きく巻き込み、人々の理解と協力を得るために、正確なメッセージを伝え、制圧を専門家や関係者のみの問題ではなく、社会的な問題として運動を起こしてゆくことが重要です。

われわれ自身が団結し、その活動に広く社会を巻き込まなければ、われわれの努力が結実しないことを肝に銘じて前進しましょう。ハンセン病から解放された社会(Leprosy-free society)を一日も早く実現するために。

WHOハンセン病制圧大使  笹川 陽平

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