WHOハンセン病制圧大使ニュースレター WHO Goodwill Ambassador's Newsletter

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12号 大使メッセージ:皆で歴史を作り出そう

人類史上数千年にわたって人類を苦しめてきたハンセン病との闘いを終わらせることが私たちに与えられた使命です。今年、2005年は、WHOが設定した各国における有病率を1万人に1人以下とする目標達成への最後の年となりました。今年を、歴史的な年にすることができるかどうかは、われわれが残された時間をどのように有効に使うことができるか、どのように最後の一マイルを歩き通すかにかかっており、われわれは大きな挑戦に対峙しています。

私は、このニュースレターを通じて過去2年間、皆さんにさまざまな問題を提起してきました。それは、ハンセン病の一般医療への統合を進め、届かぬ人へ薬を届け、統計数字の見直しを進め、ハンセン病患者・家族に対する差別を人権問題として考える、回復者に制圧活動に参加してもらうなどの点で、これらの多くのことが皆さんのご努力で実現されてきました。そして、「病気は治る」「薬は無料」「社会的差別は許されない」の三つのメッセージを行き渡らせる努力も多くの方の協力を得て強力に進められてきました。

しかし、社会全般にあまねくこれらのメッセージが伝わり、病気の制圧とともに、社会の病気である差別をなくすためにはより一層の努力が必要です。

私のハンセン病との闘いは、この2005年が成功裏に終わったとしてもさらに続きます。しかし、2005年に制圧を成功させることができれば、これは次なる闘い、すなわち、制圧の持続可能性(sustainability)とハンセン病患者・回復者・家族の尊厳の回復への大きな一歩となります。この道標を通過することができなければ、われわれの活動に未来はないのです。

2005年に歴史的道標をひとつ越えることは、次の歴史を作り出すための重要な通過点です。そのためには皆さんの一層の協力が必要なことは言うまでもありません。

2005年を歴史的な年とできるかどうかは皆さんの双肩にかかっています。どうか、皆さん、思いを新たにして、ご一緒に力を出そうではありませんか。

WHOハンセン病制圧大使  笹川 陽平

No.12PDF

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