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Sasakawa看護フェロー海外留学奨学金プログラム実践状況 アメリカ出張-その1

新型コロナの所為で、もうずいぶん時間がったような気がしますが、私どもの看護師、看護活動関連事業の第二弾として、一人当たり総額1,200万円(※発表時。現在は10万ドル+生活費)に上る奨学金を発表したのは、2年前の7月、1年遅れの東京2020オリンピック開催の直前でした。そのオリンピックも異例な形でしたし、何よりも、かつてマリオの扮装で、東京への歓迎を述べられた安倍元総理の非業の死を思うと、まるで1世代前の話・・・みたいな気もします。

が、2021年、資金を提供下さる日本財団笹川陽平会長、本プログラムを応援してくださっている日本看護協会福井トシ子会長とともに、この壮大なSasakawa看護フェロー事業(Sasakawa Nursing Fellow Program and Scholarship)をお披露目させて頂いて以来、総計450以上の問合わせ、15回以上のオンライン説明会を経て、優秀なフェロー21名を得ることが出来ました。そして2022/23年の学期に向けて、イリノイ大学シカゴ校、ワシントン大学そしてデューク大学での修士、博士課程に合格者が出ました。2023年1月現在、今年の夏・秋から始まる2023/24学期に向けては、現在11名が願書を提出、審査を受けています。

この看護師に特化した高額奨学金制度は、現在は、「日本の看護師資格を持っている」ことを条件としていますが、情報を伝えた海外の関係者からは、もっと広めてほしいとの願望もうかがっています。しかし、日本の優れた看護を外国に発出することも含め、一体化しつつある世界に向けて、多様性diversityと世界性global感覚、さらに超多様で超国際的な社会における、看護分野に留まらない指導性leadershipを発揮できる日本人看護師が多数育つことを期待していますので、当面は日本の看護師免許保有者限定です。

で、パンデミックの状態を見ながら、やっと駆け足ながら、関係者表敬を企画しました。

カリフォルニアの豪雨(1月10日CNNニュースより)https://www.cnn.com/2023/01/10/weather/california-flooding-atmospheric-river-tuesday/index.html

2023年1月10日午後出発。最初の訪問地シアトルまでは、成田からひとっ飛び、東向き移動ですから、時間を稼ぐことになり、同日午前中に着きます。数日来の豪雨で、オレゴン州をはさんでワシントン州からは南に位置するカリフォルニア州では、豪雨禍で大変な様子でしたが、私どもは無事予定通りに、シアトルに入りました。

ワシントン大学には、日本財団が支援している壮大な海洋プロジェクトもあって、午後には早々に、予定通り、大学学長を表敬、さらにSasakawa看護フェローが所属する看護学部長、そしてフェローが聴講している公衆衛生学部長や国際保健関係の担当者まで表敬できました。

が、ルンルンはここまで。11日のシカゴ行きは、先週、アメリカ航空界全体が絡み9,000機以上が巻き込まれた空路運航制度の大混乱にもろに巻き込まれました。

全米で9000機以上がキャンセル・遅延した(YAHOOニュース)https://news.yahoo.co.jp/articles/
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シアトルマリナーズ・・・イチロー選手の活躍や、ビル・ゲイツ率いるIBM、そしてアマゾン発祥の地でもあるシアトルは、地図でいうとアメリカ西海岸の一番上、カナダに近い位置にあります。入り組んだ海岸線の美しい景観は、今回は素通りして、そこから次の訪問地はシカゴ、中部といってもややアメリカ東部に近い五大湖のひとつミシガン湖畔にあります。ここはオバマ元大統領の拠点です。通常は、単にやや南向きながら東に向かう航路で4時間弱。ひと眠り、あるいは一読書の時間です。夕方には、この地のフェローと再会、夕食を・・・と予定してシアトル空港に向かいました。

結果として、アメリカ全土の飛行システムの壮大な騒動に巻き込まれたのですが、予約していたアメリカン航空のスタッフは、あれこれ稼働中の便をつないで、シカゴ行きを提案してくださいました。最終的に、比較的安全そうな、いったんアメリカ最南部に近いテキサス州ダラス・・・1963年に、当時の若き大統領ケネディ暗殺があったところ・・・に飛び、再度、北に向かいシカゴにという航路を決めました。で、結果として、シアトルで4時間半の待ち時間、ダラス迄3時間強、そこでの待ち時間2時間強、そして幸い運航していたシカゴまでが3時間強。アメリカ北西部から中南部そして中東北部の大きな二等辺三角を飛ぶことになりました。ホテルに着いたのは日付が変わった午前1時過ぎ。

その間、キチンと食べる時間や場所がなく、私はダラス行きビジネス便で軽食にありついたのですが、エコノミー席の同行スタッフは飲み物だけ、空港のスターバックスなどでスナックという次第。世界でも最も忙しいシカゴ・オヘア国際空港も、私たちの便が最後のようで、がらんとした通路には清掃や治安関係らしいスタッフの姿しかありませんでした。

午前1時に到着した際のシカゴ・オヘア国際空港

この間、フライト調整、空港からホテルまでUberでの車アレンジ、ホテルへの連絡・・・私一人では、出来なかったメールアレンジ・・・一人旅は気楽ですが、トラブルに巻き込まれるとITに習熟していないと無理と実感しました。

夜中のホテルでは、ポテトチップス、ビスケットとワインをゲットして、二日目が終わりました。

アメリカと日本の地図を重ねてみると・・・

ダラスーシカゴは添付地図の鹿児島ー青森を飛んだのですね。

シカゴ、雪はありませんが寒い!3日目は、ややゆるい予定だったので、無事に・・・

4日目は、シカゴから東海岸ワシントンDCの下に近いノースカロライナに飛びます。

(その2へ続く)

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