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[インドネシア]経済自立支援

コミュニティの集会所で実施された融資返済についての説明会

インドネシアでは、ハンセン病に対する差別や偏見が今も根強く残っています。このため、回復者や家族の多くは教育や就業の機会を十分に得ることができず、貧しい生活を余儀なくされているのが現状です。財団では、このような状況にある回復者が経済・社会的に自立し、尊厳のある生活を送ることができるよう、東ジャワ州と南スラウェシ州の7村において回復者とその家族を対象とした少額融資プロジェクトを実施しました。

融資は酪農や農業、食品販売、工芸品製作、結婚式等のイベント運営業など、地元のニーズにあわせた多様な活動に対して行われ、受益者のほとんどが1回目の返済を完了するなど、大きな成果を上げていることが報告されています。また、受益者は融資を受けるだけでなく会計やビジネススキル、資金管理に関するトレーニングも受講し、堅実に継続した収入を得ながら家計を管理していくために必要な技術も身に付けました。今後は返済金を活用して融資の規模を少しずつ拡大していく予定となっています。

この支援はボートレースチャリティ基金からのご寄付により実施することができました。

期間2010年度
対象地域東ジャワ州、南スラウェシ州
協力先PerMaTa(Perhimpunan Mandiri Kusta Indonesia)