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上野正子さんのサーターアンダギー

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ドリアン助川さんの「あん」という本を読まれたことはありますか?
鹿児島のハンセン病療養所で暮らす上野 正子さんは、この「あん」のモデルとなった方です。
13歳で故郷の沖縄を離れ、療養所に入所しました。
60年にわたる隔離と人権侵害は、らい予防法のためだと、1998年の「らい予防法」違憲国家賠償請求訴訟の第一次原告団としてご夫婦で証言をされました。

正子さん、そして配偶者の清さんの話については、村上 絢子さんの書かれた「証言ハンセン病 もう、うつむかない」にあります。これは、名前も写真も公表し、ハンセン病と自分の人生を語ってきている25人の証言を集めた素晴らしい本です。是非とも手に取り、読んでいただきたい一冊です。
勝訴判決を聞いて、長年使ってきた園名から本名に戻ることにした上野さんは、現在87歳。
お菓子作りは今でも大好きで、中でも得意なのは、故郷沖縄の揚げ菓子 サーターアンダギー。
ほとんど毎日作って、遊びに来た人たちにあげているそうです。
そのサーターアンダギーをいただきました!
かぼちゃと黒糖の2つの味、どちらもほくほくで大変においしかったです。
上野さん、ありがとうございました!