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インドネシアの明るい未来のために~日本ボートレーサー奨学金~

笹川記念保健協力財団は、2014年より4年間にわたり、インドネシアのハンセン病回復者団体PerMaTa(ペルマータ)を通じて回復者とその家族の教育支援を行うことになりました。

このプロジェクトにご寄付をいただいたのは(公社)日本モーターボート選手会の皆さまです。選手会では、日本のプロスポーツ選手団体として公益活動にも積極的にとりくんでおり、ボートレーサー約1600名から募った寄付をもとに、ハンセン病制圧事業など幅広い社会活動に貢献されています。
この度、インドネシアの首都ジャカルタにおいて、日本モーターボート選手会の上瀧和則会長とPerMaTaのパウルス・マネク代表との間で調印式を行いました。

覚書に署名する上瀧会長(左)とマネク代表(右)

上瀧会長は「今後のインドネシアと回復者の皆さんの未来を担うのは、若い世代です。若い世代の方々がより高い教育の機会を得ることは、偏見差別の悪循環を断ち切り、新しい未来を切り拓いていくため大変重要なカギとなります。」と挨拶しました。
調印式に出席した27名のPerMaTaメンバーは、上瀧会長の言葉に深くうなずきながら、真剣に話を聞いていました。
このほか、笹川陽平日本財団会長にもご出席いただき、「奨学金を受けることができた学生さんには、自分のことだけを考えるのではなく、ハンセン病に対する社会の偏見差別を断ち切っていく大きな役割を担っていることをよく認識してほしい」とご挨拶頂きました。

調印式での集合写真