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第2回全国ハンセン病会議がバングラデシュで開催

2023年11月12日に、バングラデシュの首都ダッカにて第2回バングラデシュ全国ハンセン病会議が開催されました。会議には、シェイク・ハシナ首相、ザヒド・マレク保健家族福祉大臣、ジャハンギール・アラム保健サービス部長官が出席し、2030年までにバングラデシュでハンセン病ゼロを達成するための「ハンセン病国家戦略計画2023-2030」が発表されました。

今年9月にバングラデシュを訪問し、本会議開催についての協力をバングラデシュ政府に要請したWHOハンセン病制圧大使の笹川陽平氏も出席し、ハシナ首相のハンセン病ゼロの実現へのコミットメントに謝意を表明し、さらに、目標達成に向けた協力を約束しました。

会議には、他にも、医療関係者やNGO、ハンセン病回復者団体のALO Societyやボグラフェデレーションの代表などおよそ300人が参加しました。

2019年に開催した第1回全国会議の際、ハシナ首相が「2030年までにハンセン病をゼロにする」という大きな目標を掲げ、そのリーダーシップを原動力として、ハンセン病対策の関係者が一丸となって大きな目標に向かって動きだしました。しかしながら、新型コロナウイルスの影響で、新規診断患者数は2023年のWHOの統計で20%以上減少するなど、ハンセン病対策が停滞しました。

第2回の全国会議では、再びハンセン病問題に焦点を当て、コロナ禍を乗り越えて、2030年までにハンセン病をゼロにするという野心的な目標を実現するために関係者が一致団結して、一層の努力をすることを確認する機会となりました。

シェイク・ハシナ首相
ザヒド・マレク保健大臣
笹川陽平WHOハンセン病制圧大使
会議のオープニングで披露されたバングラデシュの伝統舞踊
出席者たちが立ち上がり、プラカードを掲げ2030年までにハンセン病ゼロを目指すことに賛同の意を表す
会議に出席したハンセン病回復者団体ALO Societyのメンバー