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Sasakawa看護フェロー説明会レポート

先月、「Sasakawa看護フェロー海外留学奨学金」プログラムの説明会を2回、開催しました。

説明会では、会長の喜多から、財団について、プログラムの目的などについてお話しし、その後プログラムの詳細や応募方法などについて事務局からご説明、最後には質疑応答を行いました。

今回の説明会には、2024年留学を目指して出願中の現役フェローにも参加してもらっていたため、フェローへの質問も寄せられました。

質疑応答の内容を一部ご紹介します。

  • Q. 助産師は対象となるか。
  • A. 助産師も保健師も対象。保健師として留学しているフェローも複数いる。 
  • Q. PhD過程を志望しているが、研究費は支援に含まれるか。
  • A. 研究費は含まれないが、大学院からTuitionと同時に請求されるgraduate feeや施設利用料などは対象。研究費については自費か、大学からの支援を得る必要があるが、生活費1000ドルの使途は問わないので、その一部を研究費に充てることは可能。
  • Q. 海外に勤務しているがフェロー活動には参加可能か。すべての活動に参加しなければいけないのか。
  • A. 海外から参加しているフェローもいる。講師によるが、講義はオンライン参加やオンデマンド視聴が可能なものもあり、論文を読んでのコメント提出などの活動にも参加してもらえるが、フィールド視察研修などの機会は限定的になってしまう。すべての活動に参加する必要はないが、あまりにも参加実績が低いと奨学金の対象とできない可能性がある。
  • Q. 家族(子ども)がいても応募可能か。
  • A. 可能。子どもがいるフェローもいる。ただし留学の際、家族の分の生活費は支援対象外。
  • Q. 「カナダ・アメリカのトップ10大学に限る」分野ごとのランキングでもよいか。トップ10外の学校にしか合格しなかった場合は対象外か。イギリスも対象外か。
  • A. あまりにも狭い範囲の分野のランキングは対象とできない可能性がある(看護、公衆衛生など大きな分野であればOK)。ランキングは変動するので今年はランキング外でも昨年は入っていたというような場合は考慮できる場合もあるがその時の判断による。トップ10以外しか合格しなければ対象外。フェローにはなるべく広く複数出願することを勧めている。イギリスは現状対象外。含めたい気持ちはあるが、通貨や時差の違いが大きいため。
  • Q. フェローに質問。フェロー活動を通じて、応募時と比べて変化があったら教えてほしい。
  • A. (各フェローから回答)看護大学では勉強してこなかった歴史や言語などについての講義もあり、視野が広がった。
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  • Q. 今年看護大学を卒業する。応募に際して職務経験は不要か。応募時はまだ手元にないが、看護師免許は後日提出でも認められるか。
  • A. このプログラムは将来リーダーとなる人材の育成事業であり、社会人経験を重視している。すでに社会人としての経験がある場合は、看護の臨床経験がなくても応募可能(免許証は後日提出可)だが、大学を出て職務経験がない場合、応募は可能だが、採択の可能性は限りなく低い。1年以上経験を積んでから再度応募を検討されることを強く勧める。

2024年度は4月1日に新たに募集開始予定です。