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Sasakawa看護フェローからの現地レポートその⑤ ハーバード卒業式

ハーバード大学医学大学院修士課程(Master of Science in Bioethics)に留学していたSasakawa看護フェローの髙橋愛海さんが卒業式を迎えました。
その現地レポートをお届けします。

ハーバード大学院卒業式の髙橋さん
ハーバード医学大学院卒業式にて生命倫理学のクラスメイトたちと(右から2番目が髙橋さん)
メインキャンパス
ケンブリッジにあるメインキャンパス
大学全体の卒業式
大学全体の卒業式

髙橋さんの卒業式レポート

髙橋愛海さん

2024年5月21日から23日にかけてハーバード大学・大学院の卒業式が行われました。1日目はMaster of Science in Bioethicsのプログラムのみ、2日目はHarvard Medical School、3日目はHarvard University全体の式が行われ、3日間にわたって規模や雰囲気の異なる形で卒業の喜びを噛み締めることができました。

私は大学院で、答えのない課題に真摯に向き合う姿勢と、考え得る限りのアプローチ方法の中から最善を選び抜く決断力を学びました。生命倫理の分野では、終末期の意思決定支援、緊急時の資源配分、最先端医療にまつわる倫理的ジレンマなど、世の中にまだ答えのない生死に関わる問題を扱います。それらを「難しい」と片付けるのではなく、「人々の健康や幸福のために進むべきより良い道とは」をひたすら模索し続けた1年間でした。

入学前の私は、恥ずかしながら大学院に進学すれば様々な課題を解決できるようになると思っていました。しかし現在は、広い視野で物事を捉えられるようになったからこそ、今までは見えなかった数多くの社会・医療課題が見えるようになりました。そして、それらが一分野に収まるものではなく、多分野にまたがり複雑に絡み合っていることを痛感しています。Sasakawa看護フェローのように看護学に留まらず多様な分野で学ぶ看護職を支援するプログラムは、今後の日本にとって非常に重要な意義を持つと改めて感じました。このような素晴らしいフェローシップの一員としてご支援いただけたことに心から感謝しています。

ハーバード大学・大学院公式サイト

ハーバード大学・大学院卒業式については、
公式サイトからもご覧いただけます。
https://news.harvard.edu/gazette/story/2024/05/day-to-remember/

2024年度 第1回新規Sasakawa看護フェロー募集中!

ただいま、2024年度 第1回新規フェローを募集中です(締切6/17)。応募をご検討の方は以下からどうぞ。

Sasakawa看護フェロープログラムの詳細については、海外留学奨学金制度「Sasakawa看護フェロー」プログラムおよび募集要項をご覧ください。