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インドネシアでワークキャンプ

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インドネシアのワークキャンプについて紹介したいと思います。

インドネシアでは、2010年から「ワークキャンプ in ハンセン病定着村」が始まりました。ここでもきっかけとなったのは、日本の大学生でした。中国のハンセン病定着村ワークキャンプに参加していた大阪大学のTくんは、インドネシア語専攻だったこともあり、インドネシアでのキャンプ実現に意欲を燃やしていました。

何度か現地に足を運んだ後、2010年より大学を1年休学し単身ジャカルタの回復者村に住み始めます。以降ジャカルタを拠点として、インドネシアの学生たちにワークキャンプのコンセプトを広める活動を精力的に行っていきました。

彼の熱心な働きかけの甲斐があり、ほどなくインドネシア大学の学生が中心となって学生組織 ”Leprosy Care Community(LCC)” を結成。LCCは、ジャカルタの定着村でのミニキャンプの開催や啓発活動など、できるところから少しずつ活動を始めていきました(この団体は2018年度に、こうした各地のワークキャンプをコーディネートする組織として「JALAN Indonesia Work Camp CoordinateCenter」を立ち上げました)。

2010年の夏には、ついに東ジャワ州でLCC主催のインドネシア初キャンプが開催。日本とインドネシア2カ国から約30名の学生が集まり、定着村の人々とともにワークに汗を流しました。インドネシア人キャンパーの中には、ハンセン病についての知識をあまり持っていなかった学生もたくさんいたそうです。「正直、初めはうつるんじゃないかと思って怖かった」と感想を書いてくれた学生さんも。ハンセン病はうつらない病気ということを知りたい方はこちらを。

しかし、活動を始めていくうちに、自分たちの考えが間違っていたことに気付いていったといいます。

「自分の家族となんら変わらない」「今ではとても仲良しになった」「楽しかった!!!」

後日わたしがジャカルタで会った学生さん達は、目をキラキラさせて語ってくれました。

LCCのワークキャンプは、2010年より東ジャワ州の回復村で開催されており、笹川記念保健協力財団がワーク費(建設費用等)の支援を行っています。
未舗装の道路を修繕したり、

村内の幼稚園の柵を直したり。

かなり本格的な作業を毎回それぞれの村の回復者と話し合って実施しています。

もちろん、ワークの合間には村に住む回復者の方との交流が行われます。2年連続でワークキャンプが開催されたこの村では、住民である回復者と学生たちの距離がぐっと縮まったとの報告が届いています。

ちなみに2012年も同じ村でのキャンプが予定されています(8月3日~14日)。2012年は歩道の整備とリハビリセンターの蚊よけ網設置です。3年目ともなると、住民側の期待もずいぶん高まっているかもしれませんね。報告が楽しみです。