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国や文化が違っても大切にしたいこと——Sasakawa看護フェローが深めた「グローバル・イン・ローカル」の視点

Sasakawa看護フェローとしてカナダへ留学した金岡真利さん。紅葉が始まるマギル大学のキャンパスにて

取材:ささへるジャーナル編集部

「グローバル・イン・ローカルの視点で、自分たちの暮らす地域社会に存在する健康課題に目を向けることが、今後ますます重要になってくると思います」

こう語るのは、「Sasakawa看護フェロープログラム」(別タブで開く)に参加し、カナダ・モントリオールのマギル大学大学院家庭医学部グローバルヘルス専攻で学びを深めた金岡真利(かねおか・まり)さんです。

社会が多様化する中、世界共通の健康課題を身近な地域社会の問題として捉え、世界各地で得られた知識や経験、成功した取り組みなどを、その地域の実情に合った解決策を探るために活かす。そこには、世界と地域を結びつける「グローバル・イン・ローカル」の視点があります。

JICA海外協力隊、NGOでの活動、国際機関での勤務など、さまざまな国際保健の現場を経験してきた金岡さんに、マギル大学での留学で得た、貴重な学びを振り返っていただくとともに、これからのキャリアについて伺いました。

国際協力の経験を研究で捉え直したい

金岡さん(以下、敬称略):国際協力への関心は、保健師として働き始めるよりもずっと前からありました。小学生の頃、テレビで、開発途上国で国際協力に携わる日本人の姿を見て、「いつか自分もこういう仕事がしたい」と憧れたのを覚えています。

では、どんな分野であれば、国内外を問わず人々の役に立てる仕事ができるのだろうと考えた時に思い浮かんだのが、人が生きていくうえで欠かせない健康を支える看護職という仕事でした。そこで、大学の看護学科へ進学し、地元の県庁に保健師として就職し、日本で経験を積んだ後、JICA協力隊としてモンゴルの僻地に赴任しました。

モンゴルでは、医療資源や社会インフラが限られる中、必要な医療が受けられない人々の現実に直面しました。この経験を通じて、世界の健康格差やそれを支える保健医療制度の重要性を実感し、それをさらに体系的に理解したいと考え、帰国後は英国の大学院に進学して、公衆衛生学を学びました。

英国では、移民や難民など、多様な文化的・社会的背景を持つ人々が同じ地域社会で暮らしていました。私自身も、マイノリティの人々を支援するチャリティ団体でボランティア活動に携わり、その経験をきっかけに、難民女性の文化的・社会的背景が健康情報や医療サービスへのアクセスにどのような影響を及ぼすのかを研究しました。

こうした経験を通じて、健康格差は必ずしも途上国と先進国の間だけに存在するのではなく、先進国の地域社会の中にも存在することを実感しました。この頃から、グローバルな健康課題を自分たちの暮らす地域社会の問題として捉える、いわば「グローバル・イン・ローカル」という視点の重要性を感じるようになっていたのだと思います。

英国で公衆衛生学の修士号を取得した後、2019年からミャンマーのヤンゴンで、日本の政府開発援助による結核対策事業にプロジェクトマネージャーとして携わりました。また、2023年からは、トルクメニスタンの国連人口基金で、「リプロダクティブヘルス(※)」のスペシャリストとして勤務しました。

これらの経験を通じて、専門的な知識だけでなく、現地の制度や相手の立場を理解し、信頼関係を築きながら関係者と協働することの大切さを学びました。

振り返ると、幼い頃から国際協力に携わりたいという思いは一貫してありました。現場で経験を重ねるたびに新たな疑問や課題が生まれ、それを理解するために英国で学び、また途上国の現場に戻る。学びと実践の繰り返しだったように思います。

※リプロダクティブヘルス:すべての人が安全で健康な性生活や妊娠・出産を選べる状態のこと

これまでの自身のキャリアを振り返る金岡さん

――どのように「Sasakawa看護フェロープログラム」と出会ったのでしょう。

金岡:帰国して、ますます日本の良さを実感する一方で、少子高齢化や人口減少、労働環境、社会的孤立、自殺やメンタルヘルスの問題など、日本社会が抱える課題についても、海外での経験を踏まえ、その背景にある社会制度や価値観、社会の仕組みに目を向けるようになりました。

世界が大きく変化する中で、これまで築かれてきた日本の制度や取り組みを、時代の変化や人々のニーズに合わせて、どのように発展させていけるのだろうか。新しい取り組みを始めるだけでなく、既存の制度や事業の効果を検証し、必要に応じて見直していくことも大切なのではないか。そんな問題意識を持つようになりました。

日本、モンゴル、ミャンマー、トルクメニスタンでの実務経験、英国で学んだ公衆衛生学、そして海外から見た日本社会の強みや課題。そうした経験や知識を一度整理し、つなぎ合わせ、日本や世界がこれから直面する健康課題に、より科学的な根拠をもって向き合えるようになりたい。そのために、もう一度大学院で学び、それを日本の社会課題に活かせるようになりたいと思うようになりました。

その頃、Sasakawa看護フェロープログラムのことを知りました。非常に意義深いプログラムで、ぜひ参加したいと感じた一方、求められる水準の高さも認識しており、応募するかどうか迷いました。しかし、自分にとって挑戦しがいのある機会でもあり、せっかくなので、結果を恐れずにチャレンジしてみようと思ったんです。

だからフェローに採用されたと連絡をいただいた時は、驚きと喜びでいっぱいでした。同時に、これからの挑戦に向けて身の引き締まる思いもありました。

その後、国内フェローとしての活動を経て、2024年にマギル大学の大学院に合格し、カナダでの留学生活が始まりました。振り返ると、この大学院留学の2年間は決して容易なことばかりではありませんでしたが、北米という新しい環境で、さまざまな人々と出会い、多くを学んだ貴重な時間となりました。

こうして無事に修士課程を修了した今、あのとき勇気を出して一歩を踏み出して、本当によかったと心から感じています。

卒業式の壇上で学位書を受け取る金岡さん
マギル大学大学院の指導教官の先生方と(金岡さんは右から2人目)

グローバルヘルスの在り方を問い直し、その視野を地域社会へと広げる

――留学先のマギル大学で、特に印象に残っている学びを教えてください。

金岡:大きく分けて2つあります。

1つ目は、グローバルヘルスという学問の歴史や、国際協力に内在する構造的な不平等について理解を深め、自分自身の立場を問い直す「Reflexivity(リフレキシビティ/省察性)」の重要性を学んだことです。特に印象的だったのが、グローバルヘルス分野の研究者であるマギル大学のMadhukar Pai教授の講義でした。

現在のグローバルヘルスは、健康の公平性や社会正義を重視しています。しかし、その歴史をたどると、植民地主義に由来する不平等な権力関係と深く結びついてきた側面があります。

例えば、先進国の人々が途上国に赴き、現地の人々を「助ける」という考え方には、それがたとえ善意に基づくものであっても、支援する側とされる側という一方的な関係を生む危険性があります。その結果、現地の人々が持つ知識や経験、主体性が十分に尊重されなくなる可能性があります。こうした姿勢は「Saviorism(救世主主義)(※1)」という概念を通じても批評的に議論されています。

また、国際協力の現場だけでなく、研究の世界でも、資金や研究基盤を持つ「グローバルノース(※2)」の研究者が研究を主導する一方、現地の「グローバルサウス(※2)」の研究者の貢献が十分に評価されないといった問題があります。つまり、健康格差の解消を目指すグローバルヘルスという分野そのものが、不平等な権力関係を再生産してしまう可能性があるという指摘です。

Pai教授の講義で学んだこれらのことは、複数の国で国際協力に関わってきた私にとって、非常に考えさせられるものでした。

当時、別の授業では、「Reflexivity(リフレキシビティ/省察性)」という、「研究者自身が持つ経験や価値観、社会的な立場が、物事の捉え方や研究にどのような影響を与えているかを問い続ける」ことの重要性を学んでいました。

この「Reflexivity」を用いて、Pai教授の講義で学んだ世界の構造的不平等を、私の経験を通して見た時、「これまで私のしてきた海外での活動は、本当に現地の人々の主体性を十分に尊重できていただろうか」「構造的な不平等を、どれほど認識できていただろうか」そうした問いを自分自身に投げかけ、これまでの経験を振り返りました。

2つ目は、「グローバル・イン・ローカル」という視点への理解が深まったことです。

以前は、グローバルヘルスを主に海外での国際協力や低・中所得国の健康課題と結びつけて考えていました。英国での経験から、その視点は少しずつ変わり始めていましたが、マギル大学での学びを通じて、世界共通の健康課題を身近な地域社会の問題として捉え、グローバルな知見を地域の実践に生かすことの重要性を、より深く理解するようになりました。

グローバル化が進む現代では、他国で起きている問題も、決して私たち日本人の健康と無関係ではありません。

例えば、気候変動による海外での農業生産の不振は、食料供給などを通じて日本の人々の健康や暮らしにも影響します。また、貧困や差別、社会的な疎外など、健康格差を生み出す要因には、国や地域を越えた共通性があり、そうした課題に対して、独自の制度や取り組みを通じて成果を上げている地域もあります。

だからこそ、世界と地域社会のつながりを理解し、他国の知見や優れた取り組みから学びながら、地域の実情に合った解決策を考えていくことが大切だと思います。これも、カナダで学んだ「グローバル・イン・ローカル」の重要な視点でした。

留学先をカナダに選んで良かったと思っています。カナダは、異なる文化や民族的背景を持つ人々が、それぞれのアイデンティティを保ちながら、一つの社会を形づくる「文化的モザイク(※3)」に象徴される多文化主義を掲げています。

しかし、多様性の尊重を理念として掲げる社会であっても、現実にはさまざまな不平等や健康格差が存在します。そうした理想と現実の間で、社会がどのように課題と向き合い、解決を模索しているのかを学べることに、カナダで学ぶ大きな意義があったと感じています。

特に印象に残っているのが、カナダの先住民の健康に関する学びです。先住民のコミュニティには、身体的・精神的・感情的・スピリチュアルな側面の調和に加え、土地や自然、先祖、家族、コミュニティとのつながりを大切にする健康観があります。

しかし、植民地支配や同化政策によって、こうした文化や伝統的な実践が抑圧されてきた歴史があり、その影響は現在の健康格差や医療へのアクセスにも及んでいます。カナダでは、こうした過去の不正義と向き合い、真実の解明や謝罪、和解に向けた取り組みが進められています。

こうした歴史的な差別や社会的排除の問題は、カナダだけに限りません。日本にも、アイヌ民族や被差別部落の出身者、ハンセン病の患者や回復者などに対する差別や人権侵害の歴史があります。国や地域によって歴史的背景は異なりますが、過去の政策や社会のあり方が、現在の人々の健康や生活にまで影響を及ぼしているという点には共通性があります。

カナダでの学びを通じて、こうした日本社会の課題についても、歴史的な背景や社会構造に目を向け、問い直す視点を得られたことも、マギル大学での大きな学びの一つでした。

※1.Saviorism:先進国の支援者が、途上国の人々を「自力では何もできない無力な存在」とみなし、自らを「彼らを救い出す英雄(救世主)」として位置づける心理や行動、支援構造のこと。支援を受ける側の主体性や、問題の背景にある社会構造が軽視されることがある

※2.グローバルサウス/グローバルノース:世界の国や地域を、経済的・政治的な立場や歴史的背景から捉える概念。「グローバルサウス」は主に新興国・開発途上国、「グローバルノース」は主に先進国を指す

※3.文化的モザイク:文化や民族が、それぞれの独自性を保ちながら共存し、一つの社会を形成するという考え方。カナダの多文化主義を象徴する概念

紅葉が美しいマギル大学のメインキャンパス
マギル大学家庭医学部の入口にて

研究で身近な健康課題を捉え、改善への一歩に

――マギル大学での研究では「テクノフェレンス(※1)」に注目し、デジタル時代の子育てに深く切り込んだと伺っています。

金岡:マギル大学を留学先に選んだ理由の1つが、研究に対する専門性の高さでした。

私が在籍した家庭医学部グローバルヘルス専攻は、修士論文を中心とした研究型のプログラムです。入学後の早い段階で研究テーマを決め、授業で学んだ知識や研究手法を自分の研究課題に結び付けながら、2年間で一つのテーマを深く掘り下げていく環境でした。

研究の進め方も主体性が求められ、なぜその手法を選んだのか、結果から何が言えて、何が言えないのかを自分自身で徹底的に考え抜き、論理的に説明することが求められました。

私が取り組んだのは、乳幼児を育てる親の「テクノフェレンス」と、親自身の育児に対する自己効力感(※2)や、子どもへの温かい関わりとの関連を調べる定量研究です。

この研究テーマに関心を持った背景には、留学前に滞在していたトルクメニスタンでの経験があります。現地ではインターネットへのアクセスが制限されており、その環境は、スマートフォンが普及する以前の時代を思い起こさせるものでした。

一方、任期を終えて日本に戻ると、今度は街中で、多くの人が日常的にスマートフォンを手にしている光景が当たり前になっています。まるで異なる時代を行き来したような感覚でした。

こうした対照的な環境を経験したことで、デジタル技術がもたらす利便性を改めて実感すると同時に、デジタル技術が人々の暮らしに与える影響に関心を持つようになったのです。

研究では、ケベック州の大規模出生コホート調査に参加した4,000人以上の乳幼児の親のデータを活用しました。子どもが生後5か月から29か月までの時期に収集された情報を用いて、一時点での関連に加え、約2年間にわたる縦断的な関連についても疫学・統計学的な手法で分析しました。

その結果、親の「テクノフェレンス」が多いほど、育児に対する親自身の自己効力感や子どもへの温かい関わりが低い傾向がみられました。ただ、関連の大きさ、交絡因子の存在などを考えると、今回の結果だけでは因果関係を結論づけることはできません。

また、デジタル機器は育児情報の収集や家族との連絡、社会的なつながりを保つためにも役立っています。そのため、単純に使用時間の長短や使用の是非を論じるのではなく、どのような目的や状況で使われ、親子の交流にどう関わっているのかを詳しく理解することが重要だと考えています。

さらに、研究中に常に意識していたのは、カナダで得られた結果が、日本を含む他の社会にも当てはまるのかという点です。子育てを取り巻く社会制度や文化、家族のあり方は国によって異なります。今後、異なる国や地域でも研究を重ねることで、共通する傾向と、それぞれの社会に固有の特徴を明らかにしていく必要があると思っています。

将来的には、こうした研究の蓄積が、日本の母子保健や子育て支援の現場にも生かされることを期待しています。

例えば、親に一律にデジタル機器の使用を控えるよう求めるのではなく、それぞれの家庭の状況を理解しながら、デジタル技術の利便性と親子の関わりをどう両立させるかを一緒に考えるような支援です。

今回の研究は、こうした問いに最終的な答えを示すものではありませんが、急速にデジタル化する現代社会の中で、テクノロジーが人々の心理や身近な人間関係にどのように関わっているのかを考える、一つの出発点になったと感じています。

※1.テクノフェレンス:スマホやタブレットなどデジタル機器の使用が人とのコミュニケーションや人間関係に割り込んで妨げる現象

※2.自己効力感:心理学用語の1つで、ある目標を達成するためや、特定の状況において「自分ならできる」「うまくやり遂げられる」と自分の能力や行動を信じられる認知(自信)のこと。カナダの心理学者アルバート・バンデューラが提唱した言葉

マギル大学には、寄付で運営されている立派な博物館もある
学生たちが思い思いの時間を過ごす、キャンパス内にある芝生エリア

看護職の可能性を広げ、より公平な社会の実現を目指す

――マギル大学大学院を卒業した後のキャリアプランを教えてください。

金岡:卒業後は、カナダの地域医療の現場で数年間、経験を積みたいと思っています。難民や移民、先住民など、多様な背景を持つ人々が暮らす地域で、「プライマリ・ヘルス・ケア(※)」を推進することに関心があるんです。大学院で学んだカナダの地域保健医療の政策や取り組みが、実際のカナダの現場でどのように活かされ、対応されているのかを、自身の経験を通じて理解したいと考えています。

その先のキャリアとして考えているのは、公共政策、組織経営、産業・ビジネス、技術開発・イノベーションなど、看護の枠を超えた幅広い分野から、よりマクロな視点で日本の社会課題の解決に取り組む道です。ただ、博士課程に進み、研究成果を実際の現場や政策に生かすための専門性を高める可能性も捨てていません。

進む道を1つに決めているわけではありませんが、現場で見えた課題を検証し、具体的な改善につなげたいという思いは自分の中で共通しています。

先日、モントリオールで開催された看護のカンファレンスで、看護師から政治家に転身し、モントリオールの区長を務めたGracia Kasoki Katahwa氏の講演を聞く機会がありました。彼女は、看護師と政治家には、地域住民の声を聞き、課題を見つけ、解決に向けて行動するという共通点があると話し、「看護師であることは、一人ひとりが、すでに政治家なのだ」と語っていたことが、とても印象に残っています。

この講演を通じて、看護職の可能性を改めて考えさせられました。私は以前から、「看護師だから、ここまでしかできない」と、自らの可能性を狭める必要はないと思っています。人々の暮らしに目を向け、声を聞き、課題の解決に取り組む看護の力は、医療の現場だけでなく、社会のさまざまな場面で生かせるはずです。

だからこそ、私たち看護職自身が、従来の役割や枠組みにとらわれず、異なる分野にも積極的に踏み出していくことが大切だと思います。

現場の声と科学的根拠を大切にしながら、さまざまな立場の人々と協力し、政策づくりや社会の意思決定にも関わっていく。そうして看護の専門性を社会のさまざまな場面で活かし、実践と研究、政策を結び付けながら、誰もが必要な支援を受けられる、より公平な社会の実現に貢献していきたいと思います。

※プライマリ・ヘルス・ケア:全ての人が必要な保健医療サービスを公平に受けられることを目指し、予防・治療から健康に影響する社会的要因への対応、地域住民の参加までを重視する包括的なアプローチ・理念のこと

モントリオールで暮らしたアパートの前で

編集後記

人の健康は、教育や雇用、住環境、都市計画、社会保障など、医療保健の枠を超えた社会のさまざまな仕組みと結びついています。だからこそ、看護師が従来の役割や活動領域にとらわれず、多様な分野に活動の場を広げ、異なる専門性を持つ人々と協働しながら、社会の意思決定に参画していくことに大きな意義があると、金岡さんは語ります。

現場での実践と、社会の仕組みを動かす側。その両方を行き来する看護師は、まだ多くありません。現場で培った経験とアカデミアの視点を活かして架け橋になる、それが金岡さんの目指す姿であり、これからの挑戦です。